最近の気になるトピックスを紹介したり、私の弁当作り、断酒生活を綴ります。
母のこと① 私は58歳なのだった。 私の死までに残された時間はそう多くはないのだった。 母のこと、父のことを思い出すままに書き残しておこうと思うのだった。 ...
2012.04.15 12番ホーム 母のこと、父のこと
父のこと① 父のことでは、私が小学生低学年時代に鮮烈な思い出があるのだった。 昼日中、私が庭で一人あそんでいるときのことなのだった。 父は縁側に座ってポロポロ泣いているのだった。 ...
2012.04.15 12番ホーム 母のこと、父のこと
母のこと② 母は愛媛県の宇和島市や大洲市からバスで2時間あまり山間部に入った日吉村という農村の中程度の農家の長女として生まれたのだった。 祖父母は母を頭に次から次へと8人の子どもを生んだのだった。 祖父母の家は日吉村では由緒のある農家であったが、何分、子沢山で、決して暮らしは楽ではないのだった。 毎日毎日、妹や弟の子守に明け暮れながら尋常小学校を卒業した母は、すぐ...
2012.04.22 12番ホーム 母のこと、父のこと
母のこと③ 生活は苦しく貧窮にあえいではいたが、母はいつもほがらかなのだった。 概して母方の兄弟はみんながみんなして明るいのだった。 こんな思い出があるのだった。 母の兄弟姉妹のうち、「恵美ねえ」と呼ばれていた母の3番目の妹が、近くの雑貨屋に稼いできていたのだったが、そのえみねえと一緒にバスに乗ったときのことなのだった。 ...
2012.04.22 12番ホーム 母のこと、父のこと
母のこと④ 私は58歳になった今でも、何かあると心の中で「母ちゃん、母ちゃん」と母に呼びかけるのだった。 何か悪いことをして「母ちゃん、母ちゃん、堪忍してな」 途方に暮れて「母ちゃん、母ちゃん、助けて」 苦しくて「母ちゃん、母ちゃん、苦しいよう」 ...
2012.04.22 12番ホーム 母のこと、父のこと