阪急富田駅周辺そば処(そば処「尾形」)
阪急富田駅周辺の本格的蕎麦屋としては、立ち呑み「膳」の1件隣りの「尾形」と、阪急富田駅前の踏切りを南に少し下った、1階にパン屋が入っているビルの2階「蕎麦切りほの香」、そして少し駅から離れているんやが、富田ダイエー近くの「そば処朝日屋」を挙げることができる。
阪急富田駅は阪急電車の各停しか止まらん小さな駅やが、JR摂津富田駅に接してるから、周辺の商店街、飲食店街はそれなりのにぎわいを見せてる。
けど、これぐらいの飲食店街の規模で、本格的な和蕎麦を食べさせてくれる店が3店もあるというのは珍しい。
せやから、俺は勝手に阪急富田駅周辺を隠れた蕎麦銀座と呼んでるんやが、これからそれら3店を紹介しようやないか。

(ポテチさんのブログ「あっちこっち食べ歩き"」から転載)
そば処「尾形」
尾形は、店の正面に立つと、山紅葉が虚空に枝を伸ばした箱庭が目に映え、向かって左手のドアを開いて店内に入ったら、10人掛けの大きな長方形の和様の木製テーブルが客を誘う。
箱庭をコの逆字型に挟んで、この大テーブルと2人がけテーブルが2脚、それに4人が座ることのできる和室があって、その上手が厨房になってる。
厨房には30代半ばかと見える若い店主がそばを打ってて、作務衣様の和服に身を包んだ細身の女性(店主の奥さんか?)が客あしらいに立ち働いてる。
いつやったか、昼食時に華道のお師匠さんのような和服姿の中年の女性とその生徒と思しき洋装の若い女性が10人掛けテーブルの中程に向かい合って座り、てんぷらソバの傍らに陶器のビールコップを置いて談笑している姿を見たことがあるけど、その雰囲気がいかにもこの店にふさわしかったことを思い出しす。
店内の装い、器、何から何まで和に満ちたちょっと上品さの漂う蕎麦屋なんや。
尾形は、福島産の蕎麦粉を自家で練る本格的な蕎麦屋さんやが、夜になると居酒屋にもなる。やや居酒屋としては割高感があるがそこは物は考えよう。例えば、おろし蕎麦は790円やが、このメニューには2つの小鉢がつく。
そばとその小鉢を当てにビールやそば焼酎を飲めば、どこかの居酒屋で当てを数品とって酒を飲むのと値段はさしてかわりはない。
和そばを食べながら、ちょっと上品に彼とあるいは彼女とのひとときを過ごそうと願うなら格好の店なんや。
● 住所 高槻市富田町1丁目13-10(⇒住所はこちら)
● 電話 071-697-7110
● 営業時間 11:00~15:00 17:00~22:00
● 定休日 日曜
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