阪急富田駅周辺そば処「朝日屋」
阪急富田周辺のそば処「朝日屋」
そば処 「朝日屋」は、阪急富田駅から徒歩で約5分、富田ダイエーの手前にある。この店の駐車場隅に建てられてる14、5メートルはあろうかと思われる木組みの櫓(やぐら)が目印や。
朝日屋はこの地にそば屋を開業してほぼ半世紀。当初はごく小さなそば屋さんやったそうやが、20年ほど前に店を大改装して今に至っているいうことや。
これらが広い店内にゆったりと配され、隅から隅までしっかり掃きこみ磨きこまれてて、いかにも清潔で質実さに満ちた老舗というにふさわしい佇まいや。
給仕に立ち働く店員さんは、年配者が多いんやけどその動きにそつはなく、きっと創業当時から朝日屋を支えてきた方々なのであろうことがうかがえる。味とともに、店員さんをも大切にしてこられた店主の心組みが仄(ほの)見えるようやな。
メニューを見てみよう。中心の蕎麦は、ざる630円、山かけ840円、天ざる1260円、天ぷら蕎麦890円、にしん蕎麦840円、ざる蕎麦弁当1050円、天ざる弁当1050円、蕎麦膳イ(ざるそば+ミニ天丼)1050円、蕎麦膳ロ(あげ玉蕎麦+ミニ天丼)1050円。このほか日替わり定食(850~1300円)がある。

ポテチさんの「あっちこっち食べ歩き」から転載)
蕎麦は、勿論、手打ちで、店内に使用している蕎麦粉の表示があって、俺の訪れた日は、長野県の「信州産田舎蕎麦」やった。
うどんも各種あり、これまた手打ちとのこと。その他、玉子丼、木の葉丼といった定番の丼物もある。
俺は、訪れた日、そばの日替わり定食を注文した。たぬき蕎麦と十六穀米のセットやった。蕎麦はあくまで細くやや白っぽい。大きなお揚げ1枚に厚く鋤切ったかまぼこ1切れ、小口切りのネギ、ゆず一欠けら。出汁はやや甘め。この日の麺はやや腰が弱いように感じたのは気のせいやったろうか。
俺は、鍛えられた味というもんは、探求を重ねた末に進化を遂げる場合と、進化を拒否することによって守り育てられる場合があると、よく思う。
朝日屋の蕎麦は、後者の好例で、半世紀余に亘ってこの地でかたくなにそして一途に守り育てられて今があるに違いない。
俺は、これまで、富田駅界隈の蕎麦屋さんとして、「尾形」「蕎麦切りほの香」、そして、今回、「そば処 朝日屋」と紹介してきたが、富田駅程度の駅周辺の商店街で、このように本格的な手打ち蕎麦を食べさせてくれる店が3軒もあるというのは、ホンマ、めずらしいことや思う。
あまり知られてへんが、大げさにいうたら、阪急富田駅周辺は隠れた和蕎麦銀座なんや。
● ところ:高槻市大畑町12-4(⇒ここだよ)
● 最寄駅:阪急富田駅、JR摂津富田駅から徒歩7、8分
● 電話:072-696-2745
● 営業時間: 11:00~14:30
● 定休日:水曜日
- 関連記事
いい記事だなって思ったらポチっと応援をお願いします。
にほんブログ村
ランチブログ ブログランキングへ
タグキーワード
- No Tag