トラックバックテーマ 第1286回「あなたの青春の一ページ」
こんにちは。 トラックバックテーマ担当の藤本です。今日のテーマは「あなたの青春の一ページ」です。皆さん、青春時代といわれるものを体験したことはありますか?主に学生時代のことを指すとは思いますが自分で「青春だな」と思えたらいつでもそれは青春になると思いますそこで、今回はあなたならではの「青春だったよ!こんなこと�...
トラックバックテーマ 第1286回「あなたの青春の一ページ」
今を遡ること40年前、俺が19歳のときのことや。
俺は、愛媛県の片田舎の中学校を卒業して集団就職で松山に出、印刷会社に勤める傍ら、夜間高校に通ってた。
その学校に、同じ愛媛県内の八幡浜市から五月という名前の2歳年上の準看護婦さんが転校してきた。
俺は一目ぼれで彼女と恋に落ち、彼女も俺のことを憎からず思ってくれていて、2人は恋に落ちた。

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俺は、何になりたいという具体的な目的を持っていた訳ではなかったんやが、前途に大きな希望を持っていた。
せやから、俺は、松山で俺と生活を共にしたいと希望していた彼女のその思いは振り切り、高校を卒業すると同時に大阪に出ることにしたんや。
きっと迎えにくるからと彼女に約束し、松山港を旅立った日のことは今でも忘れられへん。
船尾から埠頭に向かって沸き立ち流れる白い波濤が、俺にいくな、いくなと呼びかけてくるようやった。
俺は船尾に立ち、泣きながら彼女の姿が波間に消えるまで手を振り続けたんや。
これが彼女との別れとなった。
俺は、40年前の彼女との別れを思い出し、最近、こんな大阪弁短歌を詠んだんや。
手を振れば 船尾に沸き立つ 白波が いくないくなと 呼んでるようや
いかんといてと 船尾に波が 沸き起こり 見送るあの子が 涙にかすむ
待っててや おまえはおれの 心の支え 必ず迎えに くるよってなぁ

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