めはり寿司
浪花かっぱっぱおじさんの弁当日記(4/27)
● めはり寿し
先週の土曜日には映画の舞台となってる今津線(阪急神戸線西宮北口駅から宝塚駅までの路線)に乗ってみた。
この映画の主人公翔子は、5年越しの付き合いで結婚目前にまで迫ってた彼氏を会社の同僚に寝取られるんやが、その復讐心に燃えて宝塚ホテルで行われた結婚式に出席し、式を台無しにしようとする。
完全にとはいけへんがその目的の幾分かを達成しての帰り道、電車の中で声をかけられた老婦人時江に促されて、今津線の駅の1つ、小林(おばやし)駅で降りて傷心の心を癒す。
俺も、今津線に乗ったその日、小林駅で降りて原作どおりに翔子の足跡を辿ってみた。
原作にはこうある。
「切符は梅田まで買ってあったが、ここで降りてみようと思い立った。駅前に車の入れるロータリーすらない小さな駅で、利用者はアスファルトとレンガ舗装との二股に別れた緩やかな坂道を徒歩で行き交っている。
改札を出て、アスファルト舗装の道路を下り始めると、すぐ左脇にそれるレンガ道があった。自転車がたくさん停まっているその様子でわかる、入って奥に小さなスーパーがあった。」
まさに原作どおりの通りが続いてて、俺もこの通りに歩きその小さなスーパーに入ったんや。原作ではここで翔子がおにぎりを買う場面が続く。こうや。
「レジの手前に惣菜コーナーがあって、そこに弁当などと一緒に籠に盛られたおにぎりがあった。しかもコンビ二風にパッケージされたものではなく、漬物の混ぜご飯が手結びされてラップで包まれたものだ。
そのアットホームさに惹かれて梅しそを一つ手にとり、飲み物のコーナーで持ってきておいたお茶と一緒に買った」
あった、あった。これや。漬物の混ぜご飯のおにぎりではのうてシャケのおにぎりやったが、原作どおりに置いてあった。
しかも、さすが関西人。これが映画に出てくるおにぎりですとの添え書きまでつけてある。シャケにぎり138円、海苔巻きつき158円。
大阪からするとちと高い。今津線は高級住宅街が立ち並ぶ上品な町並みで物価も大阪の下町に比べたらちと高いようなや。
俺もこのシャケおにぎりを1個と、原作はお茶やが、俺は缶ビールを1缶買った。
この後、翔子は駅から坂道を下ったところの百貨店で結婚式に着ていった純白のドレスを捨てる。
その百貨店にも足を伸ばしたいところやったが、この日、外は雨や。俺はその楽しみを次回に伸ばすことにした。
駅構内に入ってベンチでビールを飲みながらシャケおにぎりを食べた。シャケがぎっしり詰っててなかなか旨かったで。
ほんで俺は思い出したや。阪急南千里の駅前にサンキョーいうスーパーに安うてうまい手作りおにぎりを売ってたことを。
今日は子らはパン飯の日。弁当は作ってない。
よし、ここ北千里からやと南千里まで2駅。今日はこのおにぎりを買いにいって昼飯にしたろ、そう俺は思た。これがそのおにぎりや。98円やで。なあ、びっくりするやろ。
今日の弁当に辿り着くまで随分と話を引っ張ってしもたけど、これは「めはり寿司」いう寿司なんや。
緑の葉っぱはこのスーパーで売ってる「いきいき高菜漬」で、茎の部分は刻んで寿司に混ぜて葉っぱで包んでる。旨いでぇ。
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