平清盛「第8回」
平清盛「第8回」ー藤原頼長登場ー
第8回では、初めて、藤原摂関家の長、藤原忠実(国村隼)の次男坊 藤原頼長(山本耕史)が登場した。これから起こる保元の乱の一方の立役者である。
彼の役回りは一言でいえば「粛清」。何事にも潔癖を求めずにはおけない頼長が右大臣に任命され、歴史は転回し始める。
藤原道長の時代などには、天皇の権限をも越えるといわれた藤原摂関家だが、平安時代の末期には零落の一途をたどっていた。
そういえば、第5回目目の放送だったと思うが、摂関家の復権を狙う忠実に、鳥羽上皇が「藤原摂関家が天下の権を取り戻す機会があるなどとゆめゆめ思うでない」と叱責する場面があったね。
藤原忠実は藤原摂関家の宮廷での権限復活に命を懸けるが、その最後の一矢が頼長だった。
頼長の登場は、鳥羽上皇の催す菊を愛でる宴会に、忠実の代理で出席する場面からである。
青磁の皿に菊の花びらを散らして酒が注がれ、皆して菊を愛でようという趣向だが、頼長は、愛寵 得子(なりこ 松雪康子)をはべらせながら、こんな趣向を楽しむ上皇の態度が気に入らない。
乞われて、佐藤義清(さとうよしきよ 後の西行 藤木直人)が菊を愛でる和歌を詠むが、その歌の内容のこびへつらい振りが、これまた頼長の気に食わない。
頼長は大いなる不平家なのである。
ところで、菊の花びらを2枚散らした青磁の皿に酒が注がれる場面で、その青磁の皿の傍らに蛸の酢漬けが添えられていた・・・ように思う。
一瞬だったのでしかとはわからないが、あれは確かに蛸だった・・・ように思う。う~ん、平安時代に既に蛸を食べる習慣がこの日本にあったとは! 新たな発見である。
そういえば、第7回目では、清盛が、清盛の最初の妻 明子(加藤あい)の手作りの料理を食べる場面があった。その膳に載せられていたのは、野菜の煮物、焼き魚(あれはあまごかあゆだったろう)、吸い物、それにごはんという質素なものだったが、いかにも旨そうに見えたよ。
NHK大河ドラマ 平清盛写真集から転載
第8回では、初めて、藤原摂関家の長、藤原忠実(国村隼)の次男坊 藤原頼長(山本耕史)が登場した。これから起こる保元の乱の一方の立役者である。
彼の役回りは一言でいえば「粛清」。何事にも潔癖を求めずにはおけない頼長が右大臣に任命され、歴史は転回し始める。
藤原道長の時代などには、天皇の権限をも越えるといわれた藤原摂関家だが、平安時代の末期には零落の一途をたどっていた。
そういえば、第5回目目の放送だったと思うが、摂関家の復権を狙う忠実に、鳥羽上皇が「藤原摂関家が天下の権を取り戻す機会があるなどとゆめゆめ思うでない」と叱責する場面があったね。
藤原忠実は藤原摂関家の宮廷での権限復活に命を懸けるが、その最後の一矢が頼長だった。
頼長の登場は、鳥羽上皇の催す菊を愛でる宴会に、忠実の代理で出席する場面からである。
青磁の皿に菊の花びらを散らして酒が注がれ、皆して菊を愛でようという趣向だが、頼長は、愛寵 得子(なりこ 松雪康子)をはべらせながら、こんな趣向を楽しむ上皇の態度が気に入らない。
乞われて、佐藤義清(さとうよしきよ 後の西行 藤木直人)が菊を愛でる和歌を詠むが、その歌の内容のこびへつらい振りが、これまた頼長の気に食わない。
頼長は大いなる不平家なのである。
ところで、菊の花びらを2枚散らした青磁の皿に酒が注がれる場面で、その青磁の皿の傍らに蛸の酢漬けが添えられていた・・・ように思う。
一瞬だったのでしかとはわからないが、あれは確かに蛸だった・・・ように思う。う~ん、平安時代に既に蛸を食べる習慣がこの日本にあったとは! 新たな発見である。
そういえば、第7回目では、清盛が、清盛の最初の妻 明子(加藤あい)の手作りの料理を食べる場面があった。その膳に載せられていたのは、野菜の煮物、焼き魚(あれはあまごかあゆだったろう)、吸い物、それにごはんという質素なものだったが、いかにも旨そうに見えたよ。
NHK大河ドラマ 平清盛写真集から転載
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