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断酒日記再び(10/26) - 最近のトピックスや弁当作り・断酒生活そのほかもろもろ日記

断酒日記再び(10/26)

■ 1日断酒

 一昨日、私は勇気を奮って全日本断酒連盟の断酒例会に参加し、断酒を誓った。
 
 一昨日は、午前中、私用があって会社を休んだのだが、その私用の前に酒を飲んだ。だから、断酒例会の翌日である昨日が、私にとって断酒1日目に当たる。

 しかし、私は、今回の断酒について、これから「今日は断酒○○日目」といった数え方、考え方をしないでいようと思う。

 これまでにも何回も断酒を試みてきたが、何日か目にその試みは挫折した。そのたび、私は、「俺は、なんて意志薄弱な人間なんや。情けない」そう自身を責めながら、またぞろアルコール依存の世界に舞い戻るのが常だった。

 今回は、そんな考え方ではなく、今日、この1日を断酒しよう、そして、今日、この1日を断酒できたことを喜ぼう、そのように考えることにした。

 たとえ、ある日、アルコールを飲んだとしても、亡くした子の年を数えるように断酒の日々を思い起こし、意志薄弱な自身を責めながらアルコール依存の世界に舞い戻るというようなことはもうしたくない。

 そのときはそのとき。その翌日には、気持ちを切りかえて、その日1日を断酒し、そして断酒ができたならばその1日を喜ぼう、そう思っている。
 
■ 断酒例会でやっていること

 ところで、断酒例会のことである。例会は参加者が酒害体験を順番に話し、その経験談を参加者がみなして聞くことに終始する。簡単なあいさつ程度の話を終える人もいれば、延々と物語る人もいる。その話をとにかく参加者は皆して聞くのである。

 昨日の例会もそのようにして進行していった。
 このような断酒例会のあり方について、昨日いただいた「よりよい断酒生活を送るために」と題したパンフレットの「例会の大切さを再認識しよう」の項にこう書かれている。

          例会の大切さを再認識しよう
 
 私たちに様々な気づきを与えてくれるのが例会での体験談です。例会が「酒害体験に終始しているかどうか」を改めて見直してみましょう。

(1)「体験談」とは何を話せばよいのでしょう。

 自らの酒害体験を語ることが体験談です。お互いが語り合う体験談に共感し、様々な気づきを得る場が例会です。
 体験談の共感とは「魂のふれあい」でもあります。その触れ合いこそが仲間の絆を強め信頼関係を深めていきます。
 自らの酒害につながることであれば、「生育歴」を語ることも大切です。また、家族が語る体験談から、思い起こすことのなかった酒害事実に気づき、体験談の「掘り起こし」につながる「追体験」もあります。
 さらに、再発の危険をいかにして乗り越えたかの「継続体験」などを語ることは、後に続く人たちにとって非常に大切なものです。

 体験談とは、自らの酒害に関わることを素直に話すこと、このことを断酒会では大切にしてきました。

(2)例会の場で大切にしたいこと

 例会が例会として機能するために、私たちは様々なことを伝えられてきました。今一度、例会で大切にすべきことを見直し、新しい人たちに伝えていきましょう。
そのためには、例会が始まる前に、大切にしていることを司会者が読み上げ、確認していくことが必要です。

(3)例会参加のみなさんへ

1 例会は「自らの体験談を話す場」です

 自らの酒害体験に関することを話しましょう。
 体験談とは何を話せばよいのでしょう。断酒会が大切にしてきたことは「自らの酒害」について語ることです。また、自らの酒害に関することなら「生育歴」や「断酒継続体験」「追体験」を語ることも必要です。

2 体験談は「言いっぱなし、聞きっぱなし」です。安全な例会の場を確保しましょう。発言者に対するコメントやアドバイスは原則禁止です。

 飲酒時代にどうしてもやめられなかった酒をなぜやめていられるのでしょう。医師や家族の説得で酒がやめられたでしょうか。
 断酒会員や家族が語る体験談からさまざまな「気づき」を得て、自らの酒害を感じ取り、断酒継続ができたのではないでしょうか。もし、悩みや疑問等が話されたなら、自らの継続体験談として話しましょう。例会で、断酒理論やお説教をする必要はありません。例会は、それぞれが語り、聞き、さまざまな気づきを得る場だからです。
 また、例会は安全な場であることも大切です。それぞれが語る内容は、その場でしまってあげましょう。
 たとえ間違ったことが話されても、例会では聞いてあげましょう。今日は気づかなくても明日気づくかもしれません。
 例会では、「体験談は批判されないし、批判しない」「その場で話されたことはその場でしまわれる」ことを大切にしています。

3 例会では素直に、素直に自らを語りましょう。

 素直に語るということは、ありのままの自分を語ることです。ありのままの自分を素直に語ることで、飲酒時代の自らが再現されます。その姿をイメージして、感じ取って、「飲むのか、やめるのか」を自己決定しています。

4 私語は慎み、仲間の体験談を素直に受け入れ、自己洞察を深めましょう。
 
 受容や共感が感じ取れる例会は「癒しの場」に変わります。自らの体験談を黙って聞き、受け入れてくれること。更にうなづき共感してくれることは、心地よい感情を引き出してくれます。
 そんな癒しの場になるよう、仲間の話に耳を傾けましょう。また、家族の語る体験談は、「追体験談」として、私たちの記憶を蘇らせてくれます。仲間の体験談と同じように真剣に耳を傾けましょう。

■ 例会に出席しよう

 アルコール依存からの立ち直るために最も効果のある方法は、薬物療法でも入院治療でもない。日本断酒会でもAA(アルコホーリック・アノニマス)でもどちらでもいい、断酒例会に参加することだといわれる。

 なぜ、「いいっぱなし、聞きっぱなし」の例会が、断酒にとって薬物療法や入院治療より効果があるのかは、まだ、漠然としか理解できていないが、私は、今、こんな風に考えている。

 アルコール依存者は、なぜ、自分はこんな苦しいことが止められないのか、もうこれ以上家族に迷惑をかけたくはない、立ち直りたいなどと自身に問いかけたり反問しながら、それでもアルコールをやめられずに飲み続けている。

 例会に参加し人の話を聞いていると、同じ悩みを持ちながらこれまでアルコールを飲み続けていた人たちが、その苦しみや悩みを乗り越えて、今、ここにいることが語られる。
 
 その話を聞いていると、自分にだってその人たちと同じようにアルコール依存の苦しみや悩みから逃れることができるのではないか、アルコールのない新しい生き方ができるのではないかと思えるようになってくるのではないか。

 それもそのはず、まさにそうしてアルコール依存の苦しみから立ち直った人たちが、こうして目の前におられるのだから。

 きっと、これが“気づき”といわれるものなのだろうと思う。気づきはアルコールを飲んでいるときから、その萌芽が既に依存者の中に生まれていて、例会に出席することで、その萌芽を自身の中で大きく育てることができるようになるのだろう。

 私もそのようにしてアルコール依存から立ち直りたい。例会には、これから、必ず出席しよう、そう思う。

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