断酒日記再び(11/4)
断酒には家族の協力が欠かせないという。断酒会でも家族の参加を重視する。断酒会のホームページにこうある。
あなたは夫(妻・子ども)の酒に巻き込まれて、疲れ切っているのではないですか。
酒を隠したり、捨てたり、なだめたり、すかしたり、説教したり、怒鳴ったりと、大変な毎日が続いていませんか。
そして、あなたは、さまざまな努力が実を結ばないのに絶望して、離婚を考えたりしているのではないでしょうか。
アルコール依存症のことを「家族ぐるみの病気」といいます。酒を飲んでいない家族がどうして病気なんですか、とあなたは納得できないでしょう。
しかし、どんなに頑張ってもよい結果がでず、しかも同じことを繰り返していると、人間は心の健康を損なうようになるのです。
そこで、まずあなた自身を変えることをお薦めします。発想を変えて、冷静に夫(妻・子ども)の酒と向き合うのです。面倒の見すぎや取り越し苦労をやめ、厳しい愛で夫(妻・子ども)を包んでやってください。あなたが変わることで、あなたの夫(妻・子ども)も変わるのです。
そのためには、自分を変えて夫(妻・子ども)の断酒を成功させた、断酒会員の家族の話を聞くのが1番です。断酒会や家族会に参加してみませんか。それがあなたにとって最善の方法だと思います。
■ 妻と私
妻が私のアルコール依存をどう見ているかを考えてみる。
私は妻に自分がアルコール依存であると告げている。そのアルコールが原因で多額の借金を抱えていることはひた隠しに隠している。
なんとかアルコール依存から立ち直りたいから、断酒会に出席したいといったとき、妻は「いくのは自由やけど、近くの断酒会にはいかんといて。だれか知ってる人にあんたがアルコール依存であることを知られたら嫌やから」といった。
私は飲むと少々饒舌にはなるが、暴言を吐いたり家族に暴力を振るったことはない。2日酔いで仕事を休むこともない。
妻自身は糖尿病を患っていて医者に通っているが、結構、アルコールが好きである。よく一緒に飲む。
家にもよくビールや焼酎、ウィスキーを買ってくる。「あんたが飲むとすぐにお酒がなくなってしまうと苦情をいうことはあるが、私の飲酒をとめることはない。
私は料理が好きだから、よく台所に立ち、料理をしながらこっそり酒を飲むが、妻はそのことを知っている。
酒をやめる、やめると何度も宣言しては、その舌の根が乾かないうちからアルコールを飲んでいる私をみて、酒をやめると私がいうと「また、狼少年ね」と笑う。
妻はアルコール依存症の恐ろしさを知らない。私が酒を止めないのは、単に意思が弱いからだと思っている。
もし、妻に一緒に断酒会に行こうと誘おうものなら、言下にそれはあなたの問題でしょう。せめて自分のことは自分で処理してよ。これ以上、甘えないでと答えるだろうことはわかっている。
私もこれ以上、妻に迷惑をかけるわけにはいかないと思う。私が変わり、頑張るしかない。
それにしても断酒の道は厳しい。しかし、座して死を待つわけにはいかない。底を突くまで飲み続けるわけにはいかない。頑張れ、頑張れ、太郎!
昨日も、また、酒を飲んでしまった。
電子出版プラットフォーム「パブー」から、田中かわずのペンネームで、400字詰め原稿用紙で10枚程度の短編小説「桜」「みっちゃんへ」「ピヨピヨ」「ベロの辛抱」、中編小説「おばあちゃんへの贈り物」を電子出版しました。無料です。よかったら読んでね。
エッセイ「オレのリハビリ日記」をパブーから有料で電子出版しました。300円です。よかったら買って読んでね。
- 関連記事
-
- 断酒日記再び(11/2) (2012/11/03)
- 断酒日記再び(11/3) (2012/11/03)
- 断酒日記再び(11/4) (2012/11/04)
- 断酒日記再び(11/5) (2012/11/06)
- 断酒日記再び(11/6 妻の思い) (2012/11/06)
いい記事だなって思ったらポチっと応援をお願いします。
にほんブログ村
ランチブログ ブログランキングへ
- No Tag