断酒日記再び(11/5)
断酒日記といいながら、これでは飲酒日記である。しかし、この日記をつけなくなるということは、私にとって以前と同様の飲酒生活に回帰することを意味するように思う。
だから、おまえはまた飲んだのかとなじられても、なんとかこの日記を書き綴っていきたい。
今日こそ1日断酒を。
時間を空けて飲んでいるから、さほど酔ってはいないが、1日の総量にすると明らかに飲みすぎだ。
アルコールを飲むことでの1番のマイナスは、私の場合、人生の時間を無駄にしていることだと思う。特に肝臓疾患を抱えているから、飲んでいるときはいいが、その後の体のけだるさといったらない。何もする気力が起きない。だるくてだるくてたまらない。
汚い話だが、最近、飲むと風呂に入らなくなった。1週間ぐらい入らないこともある。とにかくボーっとしてつまらぬ時間を過ごすか寝ているかだ。生活に締りがなくなり、家事もあまりしなくなってきた。
唯一、こうして断酒日記を書き綴る時間が、有意義といえば有意義な時間である。
これではいけない。充実した時間をおくりたい。そのためには、1日断酒あるのみ。
■ 「アル中―アルコール依存症との戦いー」
ブログハンドルネーム「小原庄助」さんのブログ「アル中―アルコール依存症との戦いー」の2012年5月12日の記事に、アルコール依存の社会的回復過程と題した記事がある。こうである。
移行期
断酒の必要性に気づき、治療や自助グループにつながって断酒の努力を始める時期です。基礎知識を得て、自身の問題と飲酒の関連に気づく時期です。
安静記
断酒して6ヶ月~1年半の時期で、心身の痛手から立ち直り、素面で問題を解決し、断酒への動機を高め、希望を持つ時期です。
初期回復期
断酒して1~2年の時期で、生い立ちや性格を問い直し、飲酒で得ていた強さ、飲酒によって隠そうとしていた弱さ、飲酒によって逃げようとした問題などを明らかにし、自助グループの中で自己改革に取り組む時期です。
中期回復期
断酒して1~3年の時期です。これまでの人間関係(家族関係を含む)や生き方、価値観を問い直し、自己変革による修復に取り組む時期で、モデルになる仲間が必要です。この時期になると「断酒はできている、自助グループにもいっている、十分ではないか」といって、人間的成長を諦める人が多いとゴースキーは書いています。
後期回復期
断酒2~3年の時期で、うつ病、不安、自己破壊的思考がある場合は、子ども時代(AC問題)の問い直しに取り組む必要があります。過去を越えて成長する時期です。
維持期
断酒3年以上の時期で、断酒生活を楽しみ霊的回復を進める時期です。自助グループの中での「今日1日」の実践が必要です。
参照:ゴースキーの社会的回復過程
私の場合はまだ、移行期にも達していない。小原庄助さん自身、断酒会に出席し断酒を継続して、もう5年を超えておられる方だが、小原庄助さんのこの記事には多くのコメントが寄せられていて、小原さんは、あるコメントにこう返信を書かれている。
「我々アル中が、お酒を止め続けるのは大変難しいことです。特に初期の断酒はほんまに大変です。でも、止めたい気持ちさえあれば必ずやめれますよ。だって少なくともこのコメントを書いてくださってるときまでは止まってたわけですから・・・。
何日止めるとか、何年止めるとか、一生止めるとかを考えると、とても実行できそうもありませんが、今日1日だけならなんとかなるもんです。そして、その次のことはまたそのときに考えればいいのです。僕はそうしています。最近はやっと、今日1日ならなんとか止められそうな自信がついてきましたよ」
1日断酒、これあるのみ。
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