断酒日記再び(11/6 妻の思い)
■ 缶ビール350ml
妻は少々風邪気味だ。気管支が弱いから早めに治さないと気管支炎を併発しかねない。
夕方メールを打つと、仕事が終われば医者にいくから晩ご飯を作ってほしいと返信が返ってきた。
メニューは、きつねうどん、野菜の煮物。それに育ち盛りの子らに肉料理をとのご指名である。
午後5時過ぎに職場を出て、業務用スーパーで材料を買った。自然と足が酒類コーナーに向かう。一瞬逡巡するも、つい、350mlの缶ビール1缶を買ってしまっていた。88円である。ついでに当てにかにかまぼこも買った。
スーパー横のベンチに座り、缶ビールのタブを引く。プシュッという音ともに、勢いよく泡が吹き出してきて急ぎ口をつけ、それからは一気にビールをあおった。
かにかまぼこの袋を開け、これをあてにしながら続けてビールを飲んで一息つき、押し寄せる後悔を胸の中に押し込めて、最後の一口を喉奥に流し込んだあと、家に帰った。
家に着くと、妻は床に横になっていた。熱っぽいようだ。
■ 晩ご飯
私は、台所に取って返し、鍋に少しの水を張り、白菜を刻んで入れてガスを点け、鯖缶を加えて煮立てた。
鶏の胸肉は一口大に、大ねぎはざく切りにして、肉とねぎを交互に爪楊枝に刺し、即席焼き鳥を作った。料理酒が切れているから、タレは醤油と砂糖だけ。
即席だしの素、砂糖、醤油でうどんだしを作り、冷凍うどんをあたため、各々のおわんに入れた。薬味は、できあいの揚げさん、かまぼこ、ねぎの斜め切りである。
これで夕食のできあがり。途中、冷凍庫に冷やしているウィスキーをおちょこで2杯、ストレートであおった。
2階でゲームをしている子らを呼び、妻に声をかけて晩ご飯である。妻の前には、晩ご飯と一緒に、ウィスキーの瓶と氷、それに炭酸水。
夕食を食べながら妻がいった。 「えらいウィスキーが減っているわね。あんた、料理しながら飲んだんじゃない?」
私は図星を刺され、「そんなことするかいな。昨日、そのウィスキーは一緒に飲んだやんか」そう噓をついた。
それを聞いて妻はいった。「いいんよ、いいんよ。どんどん飲んで。飲んで早いこと死んだらええやん」 私は不機嫌に黙り込んだ。きっと、その顔は、苦虫をかみ殺すようだったに違いない。
ああ、昨日もアルコールを飲んでしまった。缶ビール350ml1缶にウィスキー水割り2杯。
1日断酒が遠い。
■ 妻の思い
ところで、2日前に、私のアルコール依存について妻がどう考えているかを書いた(→掲載ページ )が、もう1度考えてみる。
昨日の妻の言葉にあるように、妻は私が妻に隠れて酒を飲んでいることを知っている。私の酒がどうにもとまらないことも知っている。だから、最近は、私が酒を飲んで酒臭い息をしていても、1言嫌味をいうぐらいでそれ以上何もいわない。
私は、家の中からアルコールがなくなればいいと思っている。そのことを妻にいおうものなら、「何、勝手なこといってるのよ。お酒は私がたしなむ程度に飲もうと思って買ってきてるんやから、あんたが飲まなければそれでいいやないの。飲まないでいよういうあんたの勝手な気持ちを私にまで押し付けんといて」と怒りをあらわにすることはわかっている。
仕事に疲れてストレスが溜まったときなどは、私をカラオケや居酒屋に誘い、一緒にアルコールを飲むことを勧める。
これら一連の妻の行動を、どう理解したらいいのだろうか。アルコール依存という病気の実態を知らないがゆえか、私に対する諦めゆえか。
私は、アルコールを飲んで家族に暴言を吐いたり、暴力を振るうことはない。2日酔いで仕事を休むこともない。高校に通う子らの弁当もちゃんと作っている。
飲むとだらしがなくて、風呂にも入らず寝てばかりいるが、その程度である。アルコールを断って禁断症状が出たこともない(もっとも3日以上、酒を断った記憶はないが・・・)。
妻は、そのような私をして大酒飲み程度に思いなしているのだろうか。
手遅れにならないうちに、アルコール依存という病気について、妻とよくよく話しあわなければいけない。それはわかっているのだが・・・。
今日こそ、1日断酒を。そして明日は断酒会に出席しよう、そう弱弱しく思う。
■ 今日の弁当
メニューは次のとおりなり。
◇ 鶏もも肉のピカタ
鶏のもも肉を薄切りにし、溶き卵に通して小麦粉をまぶし、フライパンで焼いた。
◇ 海苔入り卵焼き
海苔をいれて卵を焼いた。
◇ じゃがいものバター炒め
じゃがいもは輪切りにして茹で、フライパンにバターを溶かして、じゃがいもに塩こしょうしながらバターをからめた。
◇ たまねぎとかにかまぼこのサラダ
たまねぎは薄切りにして水で揉み洗いして水気を切り、昨日の業務用スーパーでビールの当てにして残ったかにかまぼこと合わせ、マヨネーズで和えた。
電子出版プラットフォーム「パブー」から、田中かわずのペンネームで、400字詰め原稿用紙で10枚程度の短編小説「桜」「みっちゃんへ」「ピヨピヨ」「ベロの辛抱」、中編小説「おばあちゃんへの贈り物」を電子出版しました。無料です。よかったら読んでね。
エッセイ「オレのリハビリ日記」をパブーから有料で電子出版しました。300円です。よかったら買って読んでね。
妻は少々風邪気味だ。気管支が弱いから早めに治さないと気管支炎を併発しかねない。
夕方メールを打つと、仕事が終われば医者にいくから晩ご飯を作ってほしいと返信が返ってきた。
メニューは、きつねうどん、野菜の煮物。それに育ち盛りの子らに肉料理をとのご指名である。
スーパー横のベンチに座り、缶ビールのタブを引く。プシュッという音ともに、勢いよく泡が吹き出してきて急ぎ口をつけ、それからは一気にビールをあおった。
かにかまぼこの袋を開け、これをあてにしながら続けてビールを飲んで一息つき、押し寄せる後悔を胸の中に押し込めて、最後の一口を喉奥に流し込んだあと、家に帰った。
家に着くと、妻は床に横になっていた。熱っぽいようだ。
■ 晩ご飯
私は、台所に取って返し、鍋に少しの水を張り、白菜を刻んで入れてガスを点け、鯖缶を加えて煮立てた。
鶏の胸肉は一口大に、大ねぎはざく切りにして、肉とねぎを交互に爪楊枝に刺し、即席焼き鳥を作った。料理酒が切れているから、タレは醤油と砂糖だけ。
即席だしの素、砂糖、醤油でうどんだしを作り、冷凍うどんをあたため、各々のおわんに入れた。薬味は、できあいの揚げさん、かまぼこ、ねぎの斜め切りである。
これで夕食のできあがり。途中、冷凍庫に冷やしているウィスキーをおちょこで2杯、ストレートであおった。
2階でゲームをしている子らを呼び、妻に声をかけて晩ご飯である。妻の前には、晩ご飯と一緒に、ウィスキーの瓶と氷、それに炭酸水。
夕食を食べながら妻がいった。 「えらいウィスキーが減っているわね。あんた、料理しながら飲んだんじゃない?」
私は図星を刺され、「そんなことするかいな。昨日、そのウィスキーは一緒に飲んだやんか」そう噓をついた。
それを聞いて妻はいった。「いいんよ、いいんよ。どんどん飲んで。飲んで早いこと死んだらええやん」 私は不機嫌に黙り込んだ。きっと、その顔は、苦虫をかみ殺すようだったに違いない。
ああ、昨日もアルコールを飲んでしまった。缶ビール350ml1缶にウィスキー水割り2杯。
1日断酒が遠い。
■ 妻の思い
ところで、2日前に、私のアルコール依存について妻がどう考えているかを書いた(→掲載ページ )が、もう1度考えてみる。
昨日の妻の言葉にあるように、妻は私が妻に隠れて酒を飲んでいることを知っている。私の酒がどうにもとまらないことも知っている。だから、最近は、私が酒を飲んで酒臭い息をしていても、1言嫌味をいうぐらいでそれ以上何もいわない。
私は、家の中からアルコールがなくなればいいと思っている。そのことを妻にいおうものなら、「何、勝手なこといってるのよ。お酒は私がたしなむ程度に飲もうと思って買ってきてるんやから、あんたが飲まなければそれでいいやないの。飲まないでいよういうあんたの勝手な気持ちを私にまで押し付けんといて」と怒りをあらわにすることはわかっている。
仕事に疲れてストレスが溜まったときなどは、私をカラオケや居酒屋に誘い、一緒にアルコールを飲むことを勧める。
これら一連の妻の行動を、どう理解したらいいのだろうか。アルコール依存という病気の実態を知らないがゆえか、私に対する諦めゆえか。
私は、アルコールを飲んで家族に暴言を吐いたり、暴力を振るうことはない。2日酔いで仕事を休むこともない。高校に通う子らの弁当もちゃんと作っている。
飲むとだらしがなくて、風呂にも入らず寝てばかりいるが、その程度である。アルコールを断って禁断症状が出たこともない(もっとも3日以上、酒を断った記憶はないが・・・)。
妻は、そのような私をして大酒飲み程度に思いなしているのだろうか。
手遅れにならないうちに、アルコール依存という病気について、妻とよくよく話しあわなければいけない。それはわかっているのだが・・・。
今日こそ、1日断酒を。そして明日は断酒会に出席しよう、そう弱弱しく思う。
■ 今日の弁当
久しぶりに、私と子らの弁当を作った。
メニューは次のとおりなり。
◇ 鶏もも肉のピカタ
鶏のもも肉を薄切りにし、溶き卵に通して小麦粉をまぶし、フライパンで焼いた。
◇ 海苔入り卵焼き
海苔をいれて卵を焼いた。
◇ じゃがいものバター炒め
じゃがいもは輪切りにして茹で、フライパンにバターを溶かして、じゃがいもに塩こしょうしながらバターをからめた。
◇ たまねぎとかにかまぼこのサラダ
たまねぎは薄切りにして水で揉み洗いして水気を切り、昨日の業務用スーパーでビールの当てにして残ったかにかまぼこと合わせ、マヨネーズで和えた。
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