断酒日記再び(11/9 妻の飲酒)
■ 2日目断酒
妻が風邪気味なので、夕食の準備は私の役回り。昨日の晩ご飯は、かやくごはん、具沢山味噌汁、妻の様子を見にこられた義母さんがもってきてくれたごぼうのキンピラ、キャベツの千切りと納豆の和え物である。
ちょっと、成長盛りの子らには物足りないかな?
私は午後5時過ぎに家に帰り台所に立ち、かやくごはんの準備に入った。にんじんとこんにゃくを細切りして、鶏のもも肉を切り刻んでいると、何か物足りない。喉が渇く。冷凍庫に冷やしているバーボンが目蓋に浮かんだ。
いつもなら、料理をしながらおちょこにそのバーボンを注ぎいれて、一気飲みするところだが我慢した。
夕食ができあがり、子らを呼んで食卓を囲んでいると妻がいった。「あ、そうそう、昨日、買った缶ビールがあるけど飲む?」
(飲みてえなあ) しかし、ここも我慢した。「止めとくわ」。妻の返事は「あ、そう」。それ以上は何もいわない。
夕食が終わって片付けを済ませ、ゆっくりしていると、「相棒」のビデオを観ていた妻が私に言った。「あんたも相棒みながら一緒にバーボン飲めへん?」
(バーボンか。飲みてえなあ)。しかし、ここも我慢した。「今日はやめとくわ」。
前日水曜日に、断酒会にいったことは妻には言ってはいない。妻に対しても断酒宣言をしたいところだが、「あ、また、狼少年や。そんなん言うてこれまで何日持ったか、あんた、わかってんの」とこけにされるのがオチだから、言わない。実践あるのみである。
こうして、昨夜はなんとか断酒継続。といっても、まだ、2日目やけどね。
■ 妻の飲酒
これまで、私と妻との飲酒や、妻が私のアルコール依存をどうみているかについて、何度となく書いてきたが、今回は妻自身の飲酒について考えてみたい。
実は、妻もアルコール依存に陥っているのではないかと、私はひそかに疑っている。確証はない。
アルコール依存とはどういう状態かは、また、別の機会に考えてみようと思っているが、あの久里浜式のアルコール依存判定法(→掲載ページ)を、妻が正直に受けたならば、アルコール依存の疑いありとなるのではないか。
もし、そんなことを私が妻にいおうものなら「あんたとだけは一緒にせんといて!」と烈火のごとくに怒ることはわかっているから、私はいわない。いや、いえない。
妻は糖尿病を患っていて、病院に通い薬を常用している。極度にでんぷん類を避け、定期的にフィットネスにも通って運動に精を出している。家にダイエット器具を買い込み、せっせと汗を流す。
酒はなんでも好きだ。特に焼酎は泡盛を好み、炭酸で割って飲む。洋酒ではバーボンをよく飲む。ワインも日本酒も好きで、「相棒」の杉下右京こと水谷豊が、行きつけの小料理屋で日本酒をちびちびやっているのを見ると、無性に飲みたくなるようで、そんな日は日本酒の燗酒を飲む。
量はさほどではない。平均すれば1日にビール大瓶1本といったところか。酒が切れるということはない。年中飲んでいる。
昨日も微熱があるというのに、私が断酒会から帰ってみると、テレビを見ながら缶ビールをちょびちょび一人で飲んでいた。
私と居酒屋にいくときは、私ほどではないが結構な量を飲んでいる。
さあ、どうだろうか。今は大丈夫でもアルコール依存の道へと走っていき始めているのではないだろうか。そのことが私には心配である。夫婦してアルコール依存症という家庭は結構ある。
しかし、妻にそんなことは口が裂けても決していえない。言えば「私はあんたとは違う、一緒にせんといて」と火を噴くことだろう。
だから、今は、そんな妻の状況を見つめているしかない。
妻は寂しがりやさんである。一人でいるのが嫌だから、私のことは嫌いぬいてはいるが、職場で何かあったりすると、ストレス解消と称してカラオケや居酒屋に私を誘う。
妻はしっかり者だが、折れると弱い。お義母さんが「この子はしっかりしているけど、結構、折れやすいから」といわれたことがある。妻本人もそのことを自覚している。
今の妻の飲酒は適正飲酒かもしれないが、明らかにアルコール依存の素因はある。
■ これからの私
これからの私の断酒にとって、妻からの飲酒の誘いは恐い。どこまで断り続けることができるだろうか。どこかでくじけやしないか。大きな試金石である。
私が黙って断酒を続けることができるならば、それはこれからの妻の飲酒にもいい影響を与えることができるに違いないと思う。断酒を続けていれば、せめて「どや、1週間に2日ぐらい、休肝日を作ってみたら」と穏やかに言える日がきて、その言葉を妻はおとなしく聞いてくれることだろう。
そのためにも、私は断酒を継続する必要がある。断酒2日目。道のりは遠いが、先の道のりのことは考えないでいよう。1日断酒、これである。
1首 妻ともに 断酒の歓び 分かち合う 日々を夢見て 今日を生きよう
そういえば、こんな川柳を詠んで入選したことがあったなあ。
妻の分 ちょっと大きめ 半ぶんこ
大掃除 あんたも一緒に 掃いたろか
時間やで 壁塗りそこらで はよいこか
■ 今日の弁当
今日の弁当もあり合せである。
◇ かやくごはん
夕べのごはんの残り。
◇ 卵焼き
定番。
◇ キンピラこんにゃく
こんにゃくと揚げさんを細切りにしてキンピラに。
◇ ウィンナー
キャベツはざく切り、ウィンナーは斜め切りにし、塩こしょうして炒めた。
電子出版プラットフォーム「パブー」から、田中かわずのペンネームで、400字詰め原稿用紙で10枚程度の短編小説「桜」「みっちゃんへ」「ピヨピヨ」「ベロの辛抱」、中編小説「おばあちゃんへの贈り物」を電子出版しました。無料です。よかったら読んでね。
エッセイ「オレのリハビリ日記」をパブーから有料で電子出版しました。300円です。よかったら買って読んでね。
妻が風邪気味なので、夕食の準備は私の役回り。昨日の晩ご飯は、かやくごはん、具沢山味噌汁、妻の様子を見にこられた義母さんがもってきてくれたごぼうのキンピラ、キャベツの千切りと納豆の和え物である。
ちょっと、成長盛りの子らには物足りないかな?
いつもなら、料理をしながらおちょこにそのバーボンを注ぎいれて、一気飲みするところだが我慢した。
夕食ができあがり、子らを呼んで食卓を囲んでいると妻がいった。「あ、そうそう、昨日、買った缶ビールがあるけど飲む?」
(飲みてえなあ) しかし、ここも我慢した。「止めとくわ」。妻の返事は「あ、そう」。それ以上は何もいわない。
夕食が終わって片付けを済ませ、ゆっくりしていると、「相棒」のビデオを観ていた妻が私に言った。「あんたも相棒みながら一緒にバーボン飲めへん?」
(バーボンか。飲みてえなあ)。しかし、ここも我慢した。「今日はやめとくわ」。
前日水曜日に、断酒会にいったことは妻には言ってはいない。妻に対しても断酒宣言をしたいところだが、「あ、また、狼少年や。そんなん言うてこれまで何日持ったか、あんた、わかってんの」とこけにされるのがオチだから、言わない。実践あるのみである。
こうして、昨夜はなんとか断酒継続。といっても、まだ、2日目やけどね。
■ 妻の飲酒
これまで、私と妻との飲酒や、妻が私のアルコール依存をどうみているかについて、何度となく書いてきたが、今回は妻自身の飲酒について考えてみたい。
実は、妻もアルコール依存に陥っているのではないかと、私はひそかに疑っている。確証はない。
アルコール依存とはどういう状態かは、また、別の機会に考えてみようと思っているが、あの久里浜式のアルコール依存判定法(→掲載ページ)を、妻が正直に受けたならば、アルコール依存の疑いありとなるのではないか。
もし、そんなことを私が妻にいおうものなら「あんたとだけは一緒にせんといて!」と烈火のごとくに怒ることはわかっているから、私はいわない。いや、いえない。
妻は糖尿病を患っていて、病院に通い薬を常用している。極度にでんぷん類を避け、定期的にフィットネスにも通って運動に精を出している。家にダイエット器具を買い込み、せっせと汗を流す。
酒はなんでも好きだ。特に焼酎は泡盛を好み、炭酸で割って飲む。洋酒ではバーボンをよく飲む。ワインも日本酒も好きで、「相棒」の杉下右京こと水谷豊が、行きつけの小料理屋で日本酒をちびちびやっているのを見ると、無性に飲みたくなるようで、そんな日は日本酒の燗酒を飲む。
量はさほどではない。平均すれば1日にビール大瓶1本といったところか。酒が切れるということはない。年中飲んでいる。
昨日も微熱があるというのに、私が断酒会から帰ってみると、テレビを見ながら缶ビールをちょびちょび一人で飲んでいた。
私と居酒屋にいくときは、私ほどではないが結構な量を飲んでいる。
さあ、どうだろうか。今は大丈夫でもアルコール依存の道へと走っていき始めているのではないだろうか。そのことが私には心配である。夫婦してアルコール依存症という家庭は結構ある。
しかし、妻にそんなことは口が裂けても決していえない。言えば「私はあんたとは違う、一緒にせんといて」と火を噴くことだろう。
だから、今は、そんな妻の状況を見つめているしかない。
妻は寂しがりやさんである。一人でいるのが嫌だから、私のことは嫌いぬいてはいるが、職場で何かあったりすると、ストレス解消と称してカラオケや居酒屋に私を誘う。
妻はしっかり者だが、折れると弱い。お義母さんが「この子はしっかりしているけど、結構、折れやすいから」といわれたことがある。妻本人もそのことを自覚している。
今の妻の飲酒は適正飲酒かもしれないが、明らかにアルコール依存の素因はある。
■ これからの私
これからの私の断酒にとって、妻からの飲酒の誘いは恐い。どこまで断り続けることができるだろうか。どこかでくじけやしないか。大きな試金石である。
私が黙って断酒を続けることができるならば、それはこれからの妻の飲酒にもいい影響を与えることができるに違いないと思う。断酒を続けていれば、せめて「どや、1週間に2日ぐらい、休肝日を作ってみたら」と穏やかに言える日がきて、その言葉を妻はおとなしく聞いてくれることだろう。
そのためにも、私は断酒を継続する必要がある。断酒2日目。道のりは遠いが、先の道のりのことは考えないでいよう。1日断酒、これである。
1首 妻ともに 断酒の歓び 分かち合う 日々を夢見て 今日を生きよう
そういえば、こんな川柳を詠んで入選したことがあったなあ。
妻の分 ちょっと大きめ 半ぶんこ
大掃除 あんたも一緒に 掃いたろか
時間やで 壁塗りそこらで はよいこか
■ 今日の弁当
今日の弁当もあり合せである。
◇ かやくごはん
夕べのごはんの残り。
◇ 卵焼き
定番。
◇ キンピラこんにゃく
こんにゃくと揚げさんを細切りにしてキンピラに。
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キャベツはざく切り、ウィンナーは斜め切りにし、塩こしょうして炒めた。
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