断酒日記再び(11/23 ブログの効用)
■ いきものがかりコンサート
おとつい(21日 金)は、ちょっとやばかった。
大阪城ホールでいきものがかりのコンサートがあって、偶然、チケットが手に入ったので、ファンである妻と娘の由美がいくことになった。
聡と私はお留守番。聡の晩ご飯を作らなければならない。
私は、午後5時に会社を出て、家に向かってチャリンコを走らせた。途中、いつになく妙に飲酒欲求が沸いてきた。
冷凍庫に妻が押し込んでいるバーボンがチラチラと頭を掠め、業務用スーパーのアルコールコーナーが私を呼んでいる。
頭から振り払おうとしても、しつこく、私の頭にまとわりついてくる。
(今日は嫁はんはいない。冷凍庫にバーボンはある。体の調子も悪くない。ちょっと一杯…)
アルコールへの思いは膨らむ。
ここのところ、飲みたいなあとは思うことはあっても、こんな強い飲酒欲求は、梅田で後輩の相談に乗った先週の月曜日(→掲載ページ)以来である。
なぜ今日に限って? 考えてみた。
それは、きっと私の体調の変化と関係している。まだ、断酒2週間とちょっとである。体調が飲酒前に比べて劇的に改善されたとはいえない(→体調の変化掲載ページ)が徐々に戻りつつはある。
そうである。体調の復調の兆しとともに、あの酔いの快感が、飲酒していた頃のあの辛さを覆い隠そうとしているに違いない。
今日は3拍子揃っている。妻の不在、冷凍庫のバーボン、体調復調の兆しあり。
アルコールに酔うという快感は、いったん、身体依存にまで陥ってしまえば、生涯身体と心に付きまとう。
何十年断酒を続けていても、一旦、アルコールを口にすれば元の木阿弥。アルコール依存の治療は生涯断酒しかない。
それに比べて、記憶はときとともに薄れていく。2日酔いの辛さも、泥酔して人々にかけた迷惑も、みんなみんな時の経過の中で薄れ消えていく。
ここは我慢のしどころである。自身に言い聞かした。
肝臓の数値を思え、家族を思え、借金を思え、子らの将来を思え、母を思え。
(けど、ちょっとだけ、飲みたいなあ、体調もいいし)
思いは螺旋にグルグル回る。
■ ブログの効用
結局、私は飲まなかった。我慢した。
以前なら、再飲酒に走った可能性は高い。なぜ、今回、我慢できたのか。
それはどうかなと思われる方がおられることと思うが、私はこのブログを書いていることの効用を思う。
断酒を決意して、私は今、毎日のようにブログに記事を書いている。他の断酒ブログをサーフィンして感想を書き込むことも多い。
今、私が再飲酒したとして、そのことをこのブログで隠すことはできるが、そんなことはしたくない。自分をごまかすだけのことだ。
再飲酒して、そのことを正直に書いたからといって、私を非難する人はいないだろう。しかし、負けました、再飲酒してしまいましたという記事は書きたくない。
まだ、こんなにして断酒を頑張ってるぜとイキっていたい。
大きく振れる振り子をどちら側に止めるかは、案外、こんな単純な動機によることが多いのかも知れない。
私は、このブログに、俺はちゃんと断酒を継続できてますと書き込いたいがために、今回飲むのを我慢したのである。
うーん、それって本当? 実のところはよくわからない。
けど、断酒を継続できたのは事実だ。理由なんかどうでもいい。その事実こそ大切にしよう。
断酒19日目。1日断酒あるのみ。
■ 晩ご飯
聡と私の晩ご飯。親子丼、ほうれん草のゴマ和え、大根とひらてんの煮物、味噌汁。
ネギを買うのを忘れた。親子丼の彩り、悪すぎ。
電子出版プラットフォーム「パブー」から、田中かわずのペンネームで、400字詰め原稿用紙で10枚程度の短編小説「桜」「みっちゃんへ」「ピヨピヨ」「ベロの辛抱」、中編小説「おばあちゃんへの贈り物」を電子出版しました。無料です。よかったら読んでね。
エッセイ「オレのリハビリ日記」をパブーから有料で電子出版しました。300円です。よかったら買って読んでね。
おとつい(21日 金)は、ちょっとやばかった。
大阪城ホールでいきものがかりのコンサートがあって、偶然、チケットが手に入ったので、ファンである妻と娘の由美がいくことになった。
聡と私はお留守番。聡の晩ご飯を作らなければならない。
私は、午後5時に会社を出て、家に向かってチャリンコを走らせた。途中、いつになく妙に飲酒欲求が沸いてきた。
頭から振り払おうとしても、しつこく、私の頭にまとわりついてくる。
(今日は嫁はんはいない。冷凍庫にバーボンはある。体の調子も悪くない。ちょっと一杯…)
アルコールへの思いは膨らむ。
ここのところ、飲みたいなあとは思うことはあっても、こんな強い飲酒欲求は、梅田で後輩の相談に乗った先週の月曜日(→掲載ページ)以来である。
なぜ今日に限って? 考えてみた。
それは、きっと私の体調の変化と関係している。まだ、断酒2週間とちょっとである。体調が飲酒前に比べて劇的に改善されたとはいえない(→体調の変化掲載ページ)が徐々に戻りつつはある。
そうである。体調の復調の兆しとともに、あの酔いの快感が、飲酒していた頃のあの辛さを覆い隠そうとしているに違いない。
今日は3拍子揃っている。妻の不在、冷凍庫のバーボン、体調復調の兆しあり。
アルコールに酔うという快感は、いったん、身体依存にまで陥ってしまえば、生涯身体と心に付きまとう。
何十年断酒を続けていても、一旦、アルコールを口にすれば元の木阿弥。アルコール依存の治療は生涯断酒しかない。
それに比べて、記憶はときとともに薄れていく。2日酔いの辛さも、泥酔して人々にかけた迷惑も、みんなみんな時の経過の中で薄れ消えていく。
ここは我慢のしどころである。自身に言い聞かした。
肝臓の数値を思え、家族を思え、借金を思え、子らの将来を思え、母を思え。
(けど、ちょっとだけ、飲みたいなあ、体調もいいし)
思いは螺旋にグルグル回る。
■ ブログの効用
結局、私は飲まなかった。我慢した。
以前なら、再飲酒に走った可能性は高い。なぜ、今回、我慢できたのか。
それはどうかなと思われる方がおられることと思うが、私はこのブログを書いていることの効用を思う。
断酒を決意して、私は今、毎日のようにブログに記事を書いている。他の断酒ブログをサーフィンして感想を書き込むことも多い。
今、私が再飲酒したとして、そのことをこのブログで隠すことはできるが、そんなことはしたくない。自分をごまかすだけのことだ。
再飲酒して、そのことを正直に書いたからといって、私を非難する人はいないだろう。しかし、負けました、再飲酒してしまいましたという記事は書きたくない。
まだ、こんなにして断酒を頑張ってるぜとイキっていたい。
大きく振れる振り子をどちら側に止めるかは、案外、こんな単純な動機によることが多いのかも知れない。
私は、このブログに、俺はちゃんと断酒を継続できてますと書き込いたいがために、今回飲むのを我慢したのである。
うーん、それって本当? 実のところはよくわからない。
けど、断酒を継続できたのは事実だ。理由なんかどうでもいい。その事実こそ大切にしよう。
断酒19日目。1日断酒あるのみ。
■ 晩ご飯
聡と私の晩ご飯。親子丼、ほうれん草のゴマ和え、大根とひらてんの煮物、味噌汁。
ネギを買うのを忘れた。親子丼の彩り、悪すぎ。
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エッセイ「オレのリハビリ日記」をパブーから有料で電子出版しました。300円です。よかったら買って読んでね。
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