断酒日記再び(12/2 花咲く過食症)
このブログの「このサイトについて」(→掲載ページ )にも書きましたが、私は過食症かもしれません。いや、かもではなく過食症です、きっと。
小さいときには、母に「この子は本当に食い意地がはってるから」とよく言われました。大人になっても、宴会の席や同僚と居酒屋で飲むときなどには人一倍食べました。
わいわいしゃべりながらも、常に誰が何をどれぐらい食べているかを目の片隅でチェックしていました。
「あんたは時間があったらホンマにいつまでもよく食べるわね。いったい、それ、どこに入ってるの?」
(H24.10現在の醜き私の太鼓腹)
数年前に大食いがはやって、テレビでもよく放映されていましたね。いくつかの大食らい番組の中のチャンピオンの一人に赤阪某という女史がいて、彼女には勝てないなと思いましたが、出場者の幾人かには本気で勝てると思ったこともあります。
酒は物を食べながら飲んだほうがいいとよく言われます。胃の中に何も入っていない状態でアルコールを摂取すると、アルコールがそのまま吸収されてしまうからです。物を食べながら飲むということは、物がアルコール吸収の緩衝材になるというわけです。
アルコール依存病者には、ほとんど物を食べずに、あるいはわずかに食べるだけで、あとはひたすらアルコールを飲む人が多いといわれますが、私の場合は何かを食べずに飲むということはありませんでした。とにかく何かの当ては必要としていたのです。
しかし、断酒前の飲酒時末期には食べる量もかなり減ってきて、居酒屋で飲むときなどには、昔とった杵柄とばかりについ料理は注文するのですが、その料理がそのまま残ってしまうというもったいないことがたびたびあったし、キッチンで飲むときなどは、料理に使う材料の切れ端を口に突っ込んで、おちょこにウィスキーをなみなみ注ぎ、キューっとあおって喉を焼くなどという飲み方をしていました。
また、スーパーに買い物にいったときなどは、ベンチで発砲酒を一気にあおるようになっていました。
味覚も変わってきて、その昔は甘いものが大好きでしたが、最近は、菓子、ケーキ、パンの類は見るのもイヤ、食べるなんてとんでもないといった感じでした。
■ 断酒と食べ物
それがこの1ヶ月あまりの断酒でガラッと変わってきました。とにかく口寂しいし、甘いものも欲しいのです。
昨日は日曜日。昼から妻はフィットネスにいくというので、晩ご飯は私の担当。冷蔵庫と乾物入れにある材料でウィンナースパゲティーにすることにしました。
たまねぎを薄切りにし、にんじんをみじんに切って、もやしはざく切り。ウィンナーがあったので、小口の輪切りにしました。これら材料をフライパンで一気に炒め、塩こしょうしてグツグツ煮ます。
コンソメが欲しいところですが払底していたので諦め、煮あがったらあとはトマトケチャップをドボドボ入れて片栗粉でとろみをつけてできあがり。できばえはなんともかんともなので、今回は画像はありません。
そのスパゲティーをふた皿食べました。
その前に、テーブルの上に置いてあったビスケットを一袋。これは、どうやら娘の由美の分だったらしく、由美から「あれっ? ここにあったビスケット知らへん?」と尋ねられましたが、知らぬ存ぜぬで通しました。
私は、これまで菓子やらチョコやらに見向きもしていませんでしたので、由美は変やなあと思いながらも、それ以上、私に疑いをかけることはありません。
菓子とスパゲティー2皿を食べても、どうにも腹が一杯になった気がしません。食卓にあるバナナを2本、それからみかんを3個食べました。
■ 腹はチクチクするけれど
この頃から、なんとなしに腹がチクチクしてきましたが、それでも口寂しい。冷蔵庫を開けてみるとかまぼこがあります。かまぼこを当てにアルコールといきたいところですが、アルコールのほうは我慢して、かまぼこを3切れ食べました。
子らが袋菓子を食べていたので、聡も由美も変な顔をしていましたが、2、3個もらいました。相変わらず腹がチクチクしていますが、それでも口寂しい。
みかんが食卓に5個残っていました。これを全部食べてしまうと、帰ってきた妻に叱られます。3個に抑えました。これでみかんが都合5個。
小さな裏庭があって、そこにみかんの木があり、何個か実が生っているのですが、日光があまり当たらないせいか、酸っぱくて誰も食べようとしません。
薄暗がりの裏庭にでて、数個もいできて酸っぱかったけれども我慢して食べました。これでみかんを都合10個ぐらい。
フィットネスに行った妻は、いつもどこかで何かを食べてから帰ってきます。でも、いつも小腹をすかせて帰ってくるので、少しばかりウィンナースパゲティーを残していたのですが、何か欲しがったらラーメンでも作ればいいやと思い、そのスパゲティーも食べました。
相変わらず腹はチクチク痛んでいます。
妻が帰ってくると、案の上、小腹が空いているというので、ラーメンを作りました。全部はいらないというのでそのラーメンも半分こして私がその半分を食べました。
■ 花咲く過食症
まあ、ざっとこんな具合です。これまで飲酒の陰に隠れていた過食症が一気にここにきて花開いたというとところかな?
あれこれの断酒ブログを読んでいると、断酒によって味覚がかわったり、甘いものが欲しくなったり、他の飲み物をがぶ飲みするようになったりいろいろですよね。これって、きっと飲酒の代償行為なのでしょう。
一気に断酒を実践し、なおかつ過食も止めてしまうのは、私には無理がありそうです。徐々に徐々に。
今は断酒ができていることを喜ぼう。そう思って食べたいだけ食べるようにしています。
こりゃ、食費が大変だわ。
それにつけても、子らのお菓子を横取りするのはよくありません。今日は、昨日食べたビスケットを買ってこっそり居間のどこかに置き、「おーい、こんなところにビスケットがあるで」とかなんとか言って、しらばっくれることにしましょう。
断酒26日達成。たかが26日、されど26日。1日断酒あるのみ。
■ 今日の弁当
今日は子らがパン飯がいいというので、私は仕出し屋の弁当。370円也。まあ、こんなもんかね。
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