断酒例会出席6回目ドキュメント
今日(12月20日(木))は断酒43日目。
昨日、断酒42日達成。6回目の断酒例会出席。たかが42日、されど42日。1日断酒あるのみ。
一昨日の嫁さんとのやりとりは昨日のブログに書いた(→掲載ページ)。
冷蔵庫に、ひれ肉ブロック、大根、にんじん、たまねぎがあったはず。で、ひれ肉のピカタ、ひじき煮、紅白なますを作ろうと考えた。
そこで、途中、スーパーに寄り、もやし1袋、乾しひじき1袋、水煮大豆1袋、平てん2枚を買った。
家に帰り着いたのが6時30分前。急ぎ、料理にかかった。
まず、鍋に水を張り、乾しひじき半袋と水煮大豆をどばし込んで火にかけ、にんじん、平てん1枚を小さな角切りに切って鍋に加えた。そこに、酒、砂糖、出しを加えてグツグツ10分。最後に醤油で味付け。
大根、にんじんは薄い平切りにして塩を振り水気を出した。平てん1枚は薄切りに。これらを合わせて、寿司酢で和えた。変わり紅白なますのできあがり。最近のマイブーム料理である。
たまねぎは薄切りにし塩こしょうして炒め、そこにもやしを加えてざっくり混ぜて、ひれ肉の付け合せにした。
ひれ肉は、時間があれば、小麦粉、溶き卵、パン粉と通してヒレカツにしたいところだが、時間がない。
ピカタにするつもりにしていたが、えーい、これも省略。1cm程度の輪切りにして塩こしょうし、焼くことにした。
で、できあがった料理がこれ。

ちょうど、高校1年生の聡が学校から帰ってきたので、由美と2人で晩ご飯を食べるよう言って、7時10分過ぎに家を出た。
このまま断酒会場にいけば7時40分過ぎに着く。断酒例会は7時に始まり8時前に10分間の休憩に入り、8時10分から再開する。
やや時間が中途半端である。で、後半から出席することにして少し商店街で時間をつぶした。
■ 断酒例会
8時10分前に会場に入ると、熱気ムンムン、40名近くの参加者がいた。
見回すと、先週、医者から肝臓がんで余命1年を宣告された人もいるし、私と同じように断酒を始めたが、再飲酒してしまったことを泣きながら話された人もいる。
特に、昨日は、アルコール専門病院の入院患者が多く、6名出席されていた。あとはいつも出席されている支部会員と他支部の会員である。
後半の断酒例会が始まってしばらくして、私の話す順番がきた。何を話すか事前に考えていなかったので、一瞬戸惑ったが、私は一昨日の嫁さんとのやりとりや、例会に遅れてきた理由などについて話した。
昨日の断酒会で印象に残っていることといえば、他支部のある女性会員の話である。
アルコール依存になって、連続飲酒がはじまり、ブラックアウト、救急車で病院に搬送、また飲酒、ブラックアウト、病院搬送を繰り返した。
それでもアルコールがやめられず、母親から見捨てられ、夫からも見捨てられ、遂には子どもからも見捨てられた。最後に子どもに「お母ちゃん、もう死んで」とまでいわれた。
もう、私にはこの世にいきる場所がない。生きる資格もない。生きる価値もない。アルコール専門病院に入院しても死ぬことばかりを考えた。
今、断酒例会で同じ境遇の患者と出会い、励ましを受け、なんとか生きる希望を見出そうとしている。毎日例会回りをして断酒を継続していきたい。
こんな内容である。子どものことになると涙に暮れておられたが、話自身は落ち着いた話ぶりだった。
そのことが余計、彼女がたどったアルコール依存という病の凄惨さを際立たせる結果になっていて、聞いていると胸塞がれる思いになるのだった。
このようにして、昨日の断酒例会は終わった。遅れながらも出席してよかったと思う。とにかく、例会につながっていることこそ大切である。
■ 例会出席で感じること
ところで、私の断酒例会出席も6回目となったが、この間、出席しながら感じていることを少し書き記しておきたい。
断酒例会に出席されている方の酒害体験はどなたの話もすさまじい。凄惨ですらある。ほとんどの方がアルコール専門病院への入退院を繰り返し、アルコール依存の地獄をみて、やっと、最後に断酒例会にたどり着き今がある。
翻って、私の場合はどうだろう。私は飲酒時、このまま飲み続けていれば必ず経済的にも身体的にも破綻するという自覚はあった。
しかし、飲むことで家族や親族になにかの迷惑をかけるということはなかった。ブラックアウトして救急車で病院に運ばれたこともなければ、幻覚幻聴に悩まされたこともない。
肝臓のガンマGTPなどの数値は異常値を示し、健康診断の結果、医者から必ず治療を受けるようにとの指示が出されていたが、まだ、通常の日常生活、社会生活を送ることができていた。
断酒会に入りたいというと、嫁さんからは、なんでそこまでしなければいけないの? と疑問を呈されるような状態だった。
しかし、1人では断酒を決意し継続することはできないと思ったから、私はこうして断酒会への入会を決めたのだった。
断酒例会に出席して体験談を聞いていて、皆さんの体験と私の体験の間にはかなり大きな懸隔がある。そのことが、他の出席者と私の共感を妨げていると感じる。
他の出席者にしてみれば、あんたの経験ってまだその程度なのということになるし、私には、まだそこまでいってはいないという引け目(あえて引け目という表現を使うが、それが正しい表現だとは思っていない)がある。
かといって、行き着くとろろまでいってから断酒会に入会しようとは思わない。飲酒を続けていればそうなることはわかっているのだから、その前に踏みとどまっていたい。そのための断酒例会だと思う
しかし、しかしである。現状では、他の会員との酒害経験の共有、共感が薄いのである。そのことが、将来、断酒例会への出席が惰性的になったとき、私の断酒会への出席をせき止める遠因になりはしないか。そんなことを感じてしまうのだ。
断酒会にずっとつながっていくためにはどうすればいいだろう。
見えていることはある。私にはまだ、支部会員の中で親しく話し合える人がいない。始まる時間間際に会場に入り、終わればさっさと帰っている。
誰か親しく話し合える人を見つけたい。例会出席をお互いに督励し、励ましあう仲間を見つけることができれば、私の思いも状況も変わるに違いない。
そのためには、もっと積極的に例会にかかわる必要があるのだろう。傍観的な態度はよくない。そう思う。
しかし、これは私にとって言うは安し行うは難しの典型ではある。私は文章を書くことには饒舌だが、どうも人と交わってあれこれ話すのは苦手だ。
まあ、これ以上、このことは考えてもしょうがないな。なるようになる。今はなんとか断酒会につながっていよう、そう思っている。
■ 今日の弁当

今日の弁当は、昨日の晩ご飯の残りがメインである。
◇ ひじき煮
にんじん、水煮大豆、平てん入り。

◇ 変わり紅白なます
最近のマイブームおかずである。

◇ 卵焼き、ウィンナー

◇ 鶏肉のピカタ
鶏胸肉を薄く切って塩こしょうし、小麦粉をまぶし溶き卵をくぐらせて焼いた。

ところで、折角、弁当を作ったのだが、職場に持ってくるのを忘れてしまった。アホである。で、食べたのがこの仕出し弁当。370円の損。再び、太郎のどアホ!!

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