100円寿司ドキュメント
今日(12月23日(日))は断酒46日目。
昨日、断酒45日達成。たかが45日、されど45日。1日断酒あるのみ。
昨日は家族4人で100円寿司にいったのだった。
まるで、砂を噛むような味がしたのだった。
それで、ビールが欲しくて欲しくてたまらず、このまま寿司屋にいれば注文せずにはいられない気がして逃げるように店を出たのだった。
それから今日まで2ヶ月あまり、寿司屋には入ったことがないのだった。
昨日は「もうそろそろクリスマス。前夜祭にお寿司にでもいこか」という嫁さんの言葉に、子らが歓声をあげて、家族皆して100円寿司に行くことになったのだった。
あれから2ヶ月。私も断酒に慣れてきたから、寿司屋も平気だと思うのだった。
■ 寿司屋に入る
チャリンコで家から10分も飛ばせば、100円寿司屋はあるのだった。
店内に入ると、結構、満員で20分ほど待たされ、やっと4人テーブルに案内されて、嫁さんがテキパキみなに指示をだすのだった。
「聡ちゃん、そこの緑茶4つ入れて。違う、違う。ほら、コップが上にあるでしょ。ゆみはそこのお品書きとって。それにわさびも。あんたは水を4ついれてきて。ほら、入口にあったでしょ」
うなぎ、はまち、いか、アジ、たい、まぐろ、あれこれ注文して、食事は始まり、子らはがっつくように食べるのだった。
何か物足りないなあと私は思うのだった。わかっているのだった。アルコールなのだった。
■ 「あんた、ビール、飲む?」
いつもは「あんた、ビール、飲む?」と聞く嫁さんは、今日は何もいわないのだった。
私は、そう問われれば、言下に「やめとく」と仏頂面して答えようと身構えているのに、嫁さんが何もいわないものだから、それも物足りないのだった。
で、私が逆に嫁さんにこういったのだった。
「俺に遠慮せんとビールでも飲んだらどうや」
嫁さんは答え返すのだった。
「あんたが一緒の時はおつきあいするけど、子らと3人でくるときは、私はアルコールは飲んだりせえへんよ」
(なるほど、そうなんか) 私は感心するのだった。
子らが「パピーも頑張ってんるやん」そういうので、私は「あたぼうよ」と答え返すのだった。
パピーというのは、英語では子犬のことで、私は子らに小さい時から、子犬ちゃんと呼ばれているのだった。なんともひねた子犬なのだった。
■ 飲みたいなあ
ビールを飲みたい気持ちは相変わらずだが、寿司は2ヶ月前のような、あんな砂を噛むような味はしなかったのだった。
サーモンとアボガトとたまねぎのスライスが乗っている寿司を、私は好きなのだった。
で、5個も食べたのだった。
食べ終わって、皆で勘定すると、寿司が53皿、赤だし2つ、えび天ひと皿、食後のアイス3つ、締めて6400円なのだった。
これまでだと、2人でビール3本にチューハイ2杯ぐらいは飲むから、2000円ぐらいはいつもより安いのだった。
「あんた、ちょっとそこのわさび少し持って帰って」
私はわさびをポケットに忍ばせたのだった。
これがその戦利品なのだった。
家に帰りつくと、嫁さんが冷蔵庫からバーボンを出して「さっきお寿司屋さんでは飲まなかったから」そう言って飲むのだった。
そして、言うのだった。
「あんたも、一杯、いかが?」
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