断酒66日目 仮性アルコール依存症
■ 断酒66日目
今日(1月11日(金))は断酒66日目。
昨日、断酒65日達成。たかが65日、されど65日。1日断酒あるのみ。
■ 仮性アルコール依存症
「みっちゃん、暇か。え、忙しい? 噓こけ、いつも暇そうじゃないか。まあ、ちょっと、俺の話に付き合ってよ。
昨日、断酒ブログをサーフィンしてたら、豆大福さんの『おひとり様の断酒日記』に「仮性アルコール依存症」という記事があった。で、仮性アルコール依存症ってなんだろうと思って読んでみた(→掲載ページ)。
そしたら、豆大福さんがこんな状態の酒飲みを、仮性アルコール依存症と呼んでた。
1 お酒が強い・楽しい酒・酒癖も良い
2 頭脳明晰・人柄も良く人望もある。
3 家庭円満・仕事順調
4 お酒が大好き(精神的依存は無い。)
5 酒癖について悪く言われることは無い。
6 裕福で飲みたいだけ飲める。
7 毎日晩酌し健康面を考えると問題あり。
たしかにこういう人って回りにいるよな。うちの会社の社長や専務もこんな酒飲みの感じがする。どっちかというと、みっちゃんもそうと違うか? えっ、家庭円満、裕福いう点がちょっと違うって? それは俺も同じだな。
ひょっとすると、若くして肝硬変で死んだ俳優の石原裕次郎なんかは、豆大福さんがいうところの仮性アルコール依存症だったのかもしれないな。
確かにこういう人は底つきを意識することがないだろうし、その必要性もないだろうから、知らない間に依存症の度合いがどんどん進行して、そのことに気づいたときはもう手遅れなんてことがありそうな気がする。まあ、それはそれで幸せかもしれないけど・・・。
■ 甘柿と渋柿、タクワンと大根
「話は変わるけど、龍女ねえさんの最新記事『甘柿と渋柿、タクワンと大根』の記事もおもしろい(→掲載ページ)。
和歌山断酒道場初代道場長の訓話集の中に、『一般に渋柿は疎まれ、甘柿は歓迎される。しかし、甘柿は一生甘柿のままでしかないが、渋柿は月日と共に自分の力でシブを抜き、やがては甘柿からは得られない独特の甘みを出すにいたる』という道場長の話があるそうだ。
龍女ねえさんは、この話を記事の中で紹介して、これは、アルコール依存症という病をきっかけとして、自分の人生観や考え方、生き方を改めましょうという教えではないか、アル中にとって、お酒を止めることは手段であって最終的な目的はまさにそこにあるのではないかしらといってる。
タクワンとだいこんにお話も同様。タクワンはどうやっても元の大根には戻らない。けど、タクワンには大根にはない味がある。それをアルコール依存に置き換えると、アル中を乗り越えた人は、そうでない他の人とはどこか違う生き方をしていて、人間的で深みのある味わいを持つようになるということかな。最後の解釈は俺の勝手解釈だけどね。
■ 第2の否認の解除
「断酒会の機関誌『かがり火』は、小難しい言葉ばかりをたくさん使ってるから読むのにとても骨が折れるけど、断酒会のいう『第2の否認の解除』という考え方も、甘柿と渋柿の話や龍女さんの思いと通じるところがあるように思う。
第2の否認の解除などという言葉を使うから話はややこしくなるけど、平たくいえば、断酒というのは、アルコールさえやめればそれでいいというのではなくて、断酒を通じて、これまでの価値観を変え、新しい人生を歩むこと。そうして、これまで迷惑をかけた人たちに償いをし、断酒の喜びを酒害に悩む人たちに伝えることが大切、それが第2の否認の解除になるんだということだ。
断酒を継続して、そこまでの高みに上るには、これは大変長い月日がかかるけど、断酒の最終目標はそこにこそあるんだといってる。
まあ、俺の場合は断酒の一歩を、今まさに踏み出したとこだから、まずはそんな高みは横においといて、1日断酒、これこそ重要だけどね。
えっ、俺の話はよくわかったから、もうそろそろ仕事にいかないといけないって。またまた噓こいて。そういわないで、もう少し話を聞いてよ。みっちゃんが、相棒の麻薬捜査担当の角田課長とおんなじぐらい、いつも暇なの、俺、知ってるんだから。」
■ 大根の焼酎漬け
「大根とタクワンで、話はちょっとかわるけどね。俺のお袋が漬物を漬けるんが得意なんだ。愛媛の西条市に住んでるんだけど、近くの畑を借りて野菜を作り、それを漬物にして近所のマンションに住んでる若いママさんなんかにリヤカーを引いて売って歩いてる。
漬物の中でも大根の焼酎漬けが特に得意でね。これがまた旨いんだ。一度、大阪で大根の焼酎漬けと銘打った漬物を食べたことがあるけど、手前味噌ながら比較にならない。インターネットで大根の焼酎漬けを検索すると、あれこれレシピがでてくるけど、お袋のものとはちょっと違ってる。
お袋の作る大根の焼酎漬けは本当に旨いよ。レシピはこうだ(→掲載ページ)。今度、俺も作ってみようと思ってるから、漬けあがったらもってくるんで試食してみてくれるか。くどいようだけど、これは本当に旨いよ。
おいおい、みっちゃん、どこへ行くの? もうちょっと俺の話、聞いてよ。ねえ、みっちゃん。」
■ 今日の弁当
◇ かまぼこ、ハム、卵焼き
これはいずれも注釈はいらないね。
◇ 焼き塩ジャケ
これも注釈不要。
◇ 紅白なます
最近のマイブーム。にんじん、大根、かまぼこを薄切りにして、寿司酢で和えただけ。
◇ 黒豆ちらし
嫁さんの作った正月の黒豆がたくさん残っている。早く食べろと姦しい。考えてみた、黒豆は甘い。ちらし寿司の具も甘辛く炊いて寿司飯に混ぜ込む。ならば黒豆もちらし寿司の具になるのでは、と。
それに昨日の揚げかまぼこ(下に写真)が、賞味期限を過ぎてテカテカに光り始めてる。これもチラシの具に甘辛く炊けばどうか。で、黒豆の黒い出汁を洗って、その黒豆と小さく切った揚げかまぼこ、こんにゃく、にんじんを甘辛く煮て、寿飯に混ぜ込んでみた。黒豆ちらしの出来上がりである。お味はどうかな?
電子出版プラットフォーム「パブー」から、田中かわずのペンネームで、400字詰め原稿用紙で10枚程度の短編小説「桜」「みっちゃんへ」「ピヨピヨ」「ベロの辛抱」、中編小説「おばあちゃんへの贈り物」を電子出版しました。無料です。よかったら読んでね。
エッセイ「オレのリハビリ日記」をパブーから有料で電子出版しました。300円です。よかったら買って読んでね。
今日(1月11日(金))は断酒66日目。
昨日、断酒65日達成。たかが65日、されど65日。1日断酒あるのみ。
■ 仮性アルコール依存症
「みっちゃん、暇か。え、忙しい? 噓こけ、いつも暇そうじゃないか。まあ、ちょっと、俺の話に付き合ってよ。
昨日、断酒ブログをサーフィンしてたら、豆大福さんの『おひとり様の断酒日記』に「仮性アルコール依存症」という記事があった。で、仮性アルコール依存症ってなんだろうと思って読んでみた(→掲載ページ)。
1 お酒が強い・楽しい酒・酒癖も良い
2 頭脳明晰・人柄も良く人望もある。
3 家庭円満・仕事順調
4 お酒が大好き(精神的依存は無い。)
5 酒癖について悪く言われることは無い。
6 裕福で飲みたいだけ飲める。
7 毎日晩酌し健康面を考えると問題あり。
たしかにこういう人って回りにいるよな。うちの会社の社長や専務もこんな酒飲みの感じがする。どっちかというと、みっちゃんもそうと違うか? えっ、家庭円満、裕福いう点がちょっと違うって? それは俺も同じだな。
ひょっとすると、若くして肝硬変で死んだ俳優の石原裕次郎なんかは、豆大福さんがいうところの仮性アルコール依存症だったのかもしれないな。
確かにこういう人は底つきを意識することがないだろうし、その必要性もないだろうから、知らない間に依存症の度合いがどんどん進行して、そのことに気づいたときはもう手遅れなんてことがありそうな気がする。まあ、それはそれで幸せかもしれないけど・・・。
■ 甘柿と渋柿、タクワンと大根
「話は変わるけど、龍女ねえさんの最新記事『甘柿と渋柿、タクワンと大根』の記事もおもしろい(→掲載ページ)。
和歌山断酒道場初代道場長の訓話集の中に、『一般に渋柿は疎まれ、甘柿は歓迎される。しかし、甘柿は一生甘柿のままでしかないが、渋柿は月日と共に自分の力でシブを抜き、やがては甘柿からは得られない独特の甘みを出すにいたる』という道場長の話があるそうだ。
龍女ねえさんは、この話を記事の中で紹介して、これは、アルコール依存症という病をきっかけとして、自分の人生観や考え方、生き方を改めましょうという教えではないか、アル中にとって、お酒を止めることは手段であって最終的な目的はまさにそこにあるのではないかしらといってる。
タクワンとだいこんにお話も同様。タクワンはどうやっても元の大根には戻らない。けど、タクワンには大根にはない味がある。それをアルコール依存に置き換えると、アル中を乗り越えた人は、そうでない他の人とはどこか違う生き方をしていて、人間的で深みのある味わいを持つようになるということかな。最後の解釈は俺の勝手解釈だけどね。
■ 第2の否認の解除
「断酒会の機関誌『かがり火』は、小難しい言葉ばかりをたくさん使ってるから読むのにとても骨が折れるけど、断酒会のいう『第2の否認の解除』という考え方も、甘柿と渋柿の話や龍女さんの思いと通じるところがあるように思う。
第2の否認の解除などという言葉を使うから話はややこしくなるけど、平たくいえば、断酒というのは、アルコールさえやめればそれでいいというのではなくて、断酒を通じて、これまでの価値観を変え、新しい人生を歩むこと。そうして、これまで迷惑をかけた人たちに償いをし、断酒の喜びを酒害に悩む人たちに伝えることが大切、それが第2の否認の解除になるんだということだ。
断酒を継続して、そこまでの高みに上るには、これは大変長い月日がかかるけど、断酒の最終目標はそこにこそあるんだといってる。
まあ、俺の場合は断酒の一歩を、今まさに踏み出したとこだから、まずはそんな高みは横においといて、1日断酒、これこそ重要だけどね。
えっ、俺の話はよくわかったから、もうそろそろ仕事にいかないといけないって。またまた噓こいて。そういわないで、もう少し話を聞いてよ。みっちゃんが、相棒の麻薬捜査担当の角田課長とおんなじぐらい、いつも暇なの、俺、知ってるんだから。」
■ 大根の焼酎漬け
「大根とタクワンで、話はちょっとかわるけどね。俺のお袋が漬物を漬けるんが得意なんだ。愛媛の西条市に住んでるんだけど、近くの畑を借りて野菜を作り、それを漬物にして近所のマンションに住んでる若いママさんなんかにリヤカーを引いて売って歩いてる。
漬物の中でも大根の焼酎漬けが特に得意でね。これがまた旨いんだ。一度、大阪で大根の焼酎漬けと銘打った漬物を食べたことがあるけど、手前味噌ながら比較にならない。インターネットで大根の焼酎漬けを検索すると、あれこれレシピがでてくるけど、お袋のものとはちょっと違ってる。
お袋の作る大根の焼酎漬けは本当に旨いよ。レシピはこうだ(→掲載ページ)。今度、俺も作ってみようと思ってるから、漬けあがったらもってくるんで試食してみてくれるか。くどいようだけど、これは本当に旨いよ。
おいおい、みっちゃん、どこへ行くの? もうちょっと俺の話、聞いてよ。ねえ、みっちゃん。」
■ 今日の弁当


◇ かまぼこ、ハム、卵焼き

これはいずれも注釈はいらないね。
◇ 焼き塩ジャケ
これも注釈不要。

◇ 紅白なます

最近のマイブーム。にんじん、大根、かまぼこを薄切りにして、寿司酢で和えただけ。
◇ 黒豆ちらし
嫁さんの作った正月の黒豆がたくさん残っている。早く食べろと姦しい。考えてみた、黒豆は甘い。ちらし寿司の具も甘辛く炊いて寿司飯に混ぜ込む。ならば黒豆もちらし寿司の具になるのでは、と。
それに昨日の揚げかまぼこ(下に写真)が、賞味期限を過ぎてテカテカに光り始めてる。これもチラシの具に甘辛く炊けばどうか。で、黒豆の黒い出汁を洗って、その黒豆と小さく切った揚げかまぼこ、こんにゃく、にんじんを甘辛く煮て、寿飯に混ぜ込んでみた。黒豆ちらしの出来上がりである。お味はどうかな?


電子出版プラットフォーム「パブー」から、田中かわずのペンネームで、400字詰め原稿用紙で10枚程度の短編小説「桜」「みっちゃんへ」「ピヨピヨ」「ベロの辛抱」、中編小説「おばあちゃんへの贈り物」を電子出版しました。無料です。よかったら読んでね。
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