断酒70日目 アルコール依存は不治の病
■ 断酒70日目
今日(1月15日(月))は断酒70日目。
昨日、断酒69日達成。たかが69日、されど69日。1日断酒あるのみ。
■ 断酒日数を数えること
私も自身の断酒日数をこうして数えることがあまり好きではない。何かガチガチに凝り固まっている感じ。両肩に力が入りすぎてる感じ。何か物欲しそうな感じ。
もっとスマートにさらっとできないのかいといいたくなる。
でも、今のところはこのスタイルを変えないでいようとも思う。100日まではこうして日数を指折り数え、その日数を断酒日記の冒頭に書き記しておこうと思う。
■ 断酒は不治の病い
断酒は不治の病だといわれる。その意味するところを、私は次のように理解している。
人は物事を脳の「海馬」に記憶するといわれる。海馬の記憶は時間の経過とともに薄れていき、やがては忘れ去られる。
それは、人がいつまでも悲しみや苦しみを心の中にとどめ置かないようにするための作為で、まあ、いってみれば、ヒトの種の保存のためには欠かせない機能であるといえるかもしれない。
アルコールや薬物依存によって得られた経験(記録)は、これとは異なる。
アルコール依存症になると、エチルアルコールの道が脳内回路に刻印されて、何年経っても消えることがない。
それは、いったん自転車を運転する技能を習得してしまえば、一生涯、自転車に乗り続けることができる(もちろん、肉体の老化に伴って乗れなくなることはあるだろうが)ことと似ている。
だから、アルコール依存症者は、何年、何十年断酒を続けていても、いったん、何かの機会にアルコールを口にしてしまえば、元の状態にかえってしまうのである。
このことは、医学的というより、過去、多くのアルコール依存者がたどった再飲酒の歴史が如実に証明していると思う。
そして、現代の医学は、いったんアルコール依存に陥った患者を、元の適正飲酒者に戻す治療を発見できていない。
これが、アルコール依存症が不治の病といわれるゆえんである。
私は、上に書いたような理屈ばかりではなくて、もっと高度で専門的な理解の上に立ってのことだとは思うが、多くの専門家は、アルコール依存をして不治の病だと認識していると思っている。
■ ブログ「しゃなんのねんぶつおどり」の記事
ところが、アルコール依存が、このように不治の病と呼ばれることについて、「何であんな噓八百を書いているのか」と憤っている人がいる。ブログ「しゃなんのねんぶつおどり」の「しゃなん」さんである(→掲載記事 )。
そのいわんとされるところは、何度記事を読みなおしても、私にはよく理解できないのだが、どうやら、アルコール依存が不治の病だというとき、もし、アルコール依存症者が酒を飲んだらと仮定されるが、断酒者がアルコールを飲むわけがないのだから、その仮定自体がおかしいというところにあるようだ。
アルコール依存が不治の病だということを、どのように捕らえるのか人それぞれなので、しゃなんさんが、自身のブログにどういう記事を書かれようと自由である。しゃなんさんの記事の内容を中傷するつもりは私にはない。
しかし、しゃなんさんのあの記事を読んで、アルコール依存は不治の病なんかじゃないのだと考える人がいるとしたら、「ちょっと待って。多くの人はアルコール依存は不治の病だと考えているよ」といいたい。
要は見方の相違なのではないか。アルコール依存症に陥ってしまえば、2度と適正飲酒者にかえることはできないという意味では、アルコール依存症は不治の病であるし、アルコール依存症者が、生涯、アルコールを口にしなければ、普通の生活を送ることができるという意味では、アルコール依存症も治癒するといえる。
私は、冒頭に書いたような理由で、アルコール依存が不治の病だというのは、決して噓八百なんかじゃない、まさにその通りなのだと思っている。だから一生涯アルコールは口にしてはいけないし、口にしないようにしなければいけないと考えているのである。
そのことをはっきり書いておきたいと思い、やや躊躇の末、この記事をブログに掲載することにした。
■ 今日の弁当
今日は子らはパン飯。私もパンとカップヌードル。掲載するほどのこともないけどね。パンは家の近くのパン屋さんの手製パン。チーズパンとレーズンパンなり。
電子出版プラットフォーム「パブー」から、田中かわずのペンネームで、400字詰め原稿用紙で10枚程度の短編小説「桜」「みっちゃんへ」「ピヨピヨ」「ベロの辛抱」、中編小説「おばあちゃんへの贈り物」を電子出版しました。無料です。よかったら読んでね。
エッセイ「オレのリハビリ日記」をパブーから有料で電子出版しました。300円です。よかったら買って読んでね。
今日(1月15日(月))は断酒70日目。
昨日、断酒69日達成。たかが69日、されど69日。1日断酒あるのみ。
■ 断酒日数を数えること
私も自身の断酒日数をこうして数えることがあまり好きではない。何かガチガチに凝り固まっている感じ。両肩に力が入りすぎてる感じ。何か物欲しそうな感じ。
もっとスマートにさらっとできないのかいといいたくなる。
でも、今のところはこのスタイルを変えないでいようとも思う。100日まではこうして日数を指折り数え、その日数を断酒日記の冒頭に書き記しておこうと思う。
断酒は不治の病だといわれる。その意味するところを、私は次のように理解している。
人は物事を脳の「海馬」に記憶するといわれる。海馬の記憶は時間の経過とともに薄れていき、やがては忘れ去られる。
それは、人がいつまでも悲しみや苦しみを心の中にとどめ置かないようにするための作為で、まあ、いってみれば、ヒトの種の保存のためには欠かせない機能であるといえるかもしれない。
アルコールや薬物依存によって得られた経験(記録)は、これとは異なる。
アルコール依存症になると、エチルアルコールの道が脳内回路に刻印されて、何年経っても消えることがない。
それは、いったん自転車を運転する技能を習得してしまえば、一生涯、自転車に乗り続けることができる(もちろん、肉体の老化に伴って乗れなくなることはあるだろうが)ことと似ている。
だから、アルコール依存症者は、何年、何十年断酒を続けていても、いったん、何かの機会にアルコールを口にしてしまえば、元の状態にかえってしまうのである。
このことは、医学的というより、過去、多くのアルコール依存者がたどった再飲酒の歴史が如実に証明していると思う。
そして、現代の医学は、いったんアルコール依存に陥った患者を、元の適正飲酒者に戻す治療を発見できていない。
これが、アルコール依存症が不治の病といわれるゆえんである。
私は、上に書いたような理屈ばかりではなくて、もっと高度で専門的な理解の上に立ってのことだとは思うが、多くの専門家は、アルコール依存をして不治の病だと認識していると思っている。
■ ブログ「しゃなんのねんぶつおどり」の記事
ところが、アルコール依存が、このように不治の病と呼ばれることについて、「何であんな噓八百を書いているのか」と憤っている人がいる。ブログ「しゃなんのねんぶつおどり」の「しゃなん」さんである(→掲載記事 )。
そのいわんとされるところは、何度記事を読みなおしても、私にはよく理解できないのだが、どうやら、アルコール依存が不治の病だというとき、もし、アルコール依存症者が酒を飲んだらと仮定されるが、断酒者がアルコールを飲むわけがないのだから、その仮定自体がおかしいというところにあるようだ。
アルコール依存が不治の病だということを、どのように捕らえるのか人それぞれなので、しゃなんさんが、自身のブログにどういう記事を書かれようと自由である。しゃなんさんの記事の内容を中傷するつもりは私にはない。
しかし、しゃなんさんのあの記事を読んで、アルコール依存は不治の病なんかじゃないのだと考える人がいるとしたら、「ちょっと待って。多くの人はアルコール依存は不治の病だと考えているよ」といいたい。
要は見方の相違なのではないか。アルコール依存症に陥ってしまえば、2度と適正飲酒者にかえることはできないという意味では、アルコール依存症は不治の病であるし、アルコール依存症者が、生涯、アルコールを口にしなければ、普通の生活を送ることができるという意味では、アルコール依存症も治癒するといえる。
私は、冒頭に書いたような理由で、アルコール依存が不治の病だというのは、決して噓八百なんかじゃない、まさにその通りなのだと思っている。だから一生涯アルコールは口にしてはいけないし、口にしないようにしなければいけないと考えているのである。
そのことをはっきり書いておきたいと思い、やや躊躇の末、この記事をブログに掲載することにした。
■ 今日の弁当
今日は子らはパン飯。私もパンとカップヌードル。掲載するほどのこともないけどね。パンは家の近くのパン屋さんの手製パン。チーズパンとレーズンパンなり。

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