ノンアルコールビール「サントリーオールフリー」
三浦友和と榮倉奈々が、両頬に渦巻を浮かべて演じるCMが、すっかりお茶の間に定着した感のあるサントリーオールフリー。


2011年2月には新たに500ml缶を発売した。

成分はこうだ。
◇ 原材料
麦芽、ホップ、酸味料、香料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)
◇ 成分(100ml当たり)
アルコール分 0.00、エネルギー 0kcal、タンパク質0g、脂質 0g、糖質 0g、食物繊維 0~0.1g、ナトリウム 0~7mg、プリン体0~2mg
■ 甘味料(アセスルファムK、スクラロース)
人口甘味料のアセスルファムK、スクラロースは、アスパルテームなどの甘味料と併用されることがある。
そのアスパルテーム。アメリカのサール社によって開発された化合物だが、発がん性があり有毒だと、これまで多くの議論を呼んできた。
アスパルテームの認可をめぐる攻防戦は、アメリカの厚生労働省にあたるFDA史上最大ともいわれ、使用認可はされるにいたっているが、今でも賛否両論がある(→アスパルテーム)。
アセスルファムKは、アスパルテームと名前こそ似ているが、質的にはかなり異なっているようで、アスパルテームほどの非難を浴びてはいない(詳しくは→ヤフー知恵蔵)。スクラロースも同様である。
まあ、どちらにしても人口甘味料は、まさに人工的に作られたもので、自然界には存在しないものだから、長い目でみればヒトの体にいいわけはないだろう。
とらないにこしたことはないが、今日、ほとんどの食品にはこれらの人口甘味料などの食品添加物が含まれているから、これらなしで食生活をしようと思うならば、ヒトは文明社会を放棄し、自給自足の農耕生活に戻るしかないのだろう。
そういう意味では、これらの人口甘味料も必要悪といえばいいすぎか。
■ アルコールフリーにも要注意
ノンアルコール飲料の味わいや喉ごしを、普通のアルコール飲料に近づけるために、各社がしのぎを削り、次々と新しい製品を開発している。
ノンアルコールは炭酸飲料だから税金がかからず、普通のビールに比べて格段に利益が大きいからである。
私の感じでは、アサヒのドライゼロが、今のところ、1番、普通のビールに近い味わいと喉ごしを達成していると思う。キンキンに冷やして飲めば、普通のビールとほとんど変わらない。
そんなわけで、私はこうしてノンアルコールビールを飲むようになったのだが、これは確かに危ないと思う。ノンアルコールビールに親しむことは常にスリップの危険を抱えて暮らすことを意味していると、この頃、よく思う。
ノンアルコールビールを飲むことは節酒していることと似ているかもしれない。そうであるならば、アルコール依存者にとっての節酒がまったく意味をなさない(アルコール依存者が節酒できたためしがない)のと同様に、ノンアルコールビールを飲むことは、結局、断酒の妨げにしかならないのかもしれない。そこのところはよくわからない。
このところ、ノンアルコールビールの量も増えてきた。
やはり、断酒を継続するためには、ノンアルコールビールも飲まないにこしたことはない。
そう思いながらも、ノンアルコールビールを飲んでいるこの頃である。
このコーナー「ノンアルコール飲料の世界」も、そういう思いを胸に抱きながら書いている。したがって、ノンアルコール飲料を賛歌するつもりはさらさらない。
できることなら飲まないほうがいいよ、そう訴えたい。
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