断酒89日目(2/3) 映画「酔いがさめたらうちに帰ろう」
今日(2月3日(日)は断酒89日目。
昨日、断酒88日達成。たかが88日、されど88日。1日断酒あるのみ。
時間があわなくて、まだ途中までなのだが、映画「酔いがさめたらうちに帰ろう」をビデオで観ている。
原作は鴨志田穣。あの「毎日かあさん」や「ぼくんち」などで売れっ子漫画家の西原(さいばら)恵理子さんの元夫である。
戦場カメラマンにしてエッセイスト。アルコール依存症を病み、最後は腎臓癌で死んだ。42歳という若さだった。
この映画は、鴨志田さんが書いた小説「酔いがさめたら家にうちに帰ろう」に、映画監督東陽一がほれ込んでメガホンを取った。
鴨志田さん役は浅野忠信、西原さん役は永作博美が演じている。
鴨志田さんがアル症で10回の吐血後、アルコール専門病院に入院、そこで腎臓癌が発覚、個性豊かな患者や医者との交流、そして退院後死ぬまでの半年間を、家族(西原さんと子ら2人)と心穏やかに過ごすというストーリーである。
■ アルコール依存は自業自得
先に書いたように、まだ途中までしか観ていないのだが、映画の初めのころに、西原さんが鴨志田さんをアルコール専門病院に入院させようと決意して、医者にそのことを相談する場面が印象深い。
医者はいう。
「この病気は誰も同情してくれないんですよ、みんな、自業自得だって思ってるんですよ」(正確には、映画の中の医者のセリフどうりではない。こういう類のことをいっていた)
自業自得。考えさせられる言葉である。
アルコール依存症は自業自得なんかじゃない。それは病気なのだ。誰にでもかかる可能性のある病気なのだ。アルコール依存が自業自得でそれは本人の自己責任だと考えるのは偏見だとアルコール依存症にかかったり、この病気のことに詳しい人は言う。
それはそのとおりなのだが、それでもアルコール依存を病んだ私の心の中の奥底に、アルコール依存には確かに自業自得といわれても仕方のない側面があるのではないかとの思いが息づいている。
まことにもって厄介なことである。(今日は時間がないのでつづきはまた)
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