極ゼロ、第3のビール、発砲酒として再発売
(極ゼロ販売中止のニュース)
■ 極ゼロ、発泡酒として再発売
24年7月15日、サッポロビールは、発売を中止していた「極(ゴク)ZERO(ゼロ)」を、発泡酒として再発売しましたね。
この「極ゼロ」。なにがゼロかというと、プリン体と糖質がゼロ。プリン体は体内の尿酸値を高め、通風の原因になる物質で、ビール好きにとっては大敵です。
その上、第3のビールということで、値段も発泡酒より20円近く安いことに加え、その味は発泡酒と変わらないということもあって、中年男性を中心に大うけしていたんです。
ところが、ここに国税庁の横槍が入ります。「第3のビールなんていってるけど、製造工程を明らかにしろ! それは発泡酒とどこがちがうのか、ことと次第によってはゆるさないぞ!」というわけ。
サッポロ側にもいい分はあるには違いないだろうけど、ここは、お上には逆らえないというわけで、とっとと尻に帆かけて、極ゼロの製造を一時、中止しました。それが今年、平成24年5月末のこと。
そして、サッポロは、第3のビールとして販売してきた極ゼロを、発泡酒として販売した場合の酒税差額分、116億円を追加納付したんです。
なんでこうあっさり、国税庁のいい分に屈したかは、極ゼロの製造工程が企業秘密だから、私たち庶民にはわかりません。
■ ビール、発泡酒、第3のビールをめぐる税制論議
あのシルクハットをかぶって、口をひんまげながら話す麻生財務大臣は、「ビールの税金が高いので、各社が税率の低い発泡酒や第3のビールを開発してきたのだと思う。それぞれ異なる税率をどうするのかについて以前からいろいろな考え方があるので、検討してみないといけないのではないか」なんてことをいってます。

政府としては、350ミリリットル入りの缶ビールの酒税が77円、発泡酒の酒税が47円、第3のビールの酒税が28円だから、みんなが第3のビールばっかり飲むようになると、酒税収入が減ってしまうのを心配してるんですね。
で、これまでにも政府による税制改正の議論でもたびたび話題となり、ビールの税率を下げ、発泡酒や第3のビールにかかる税率を上げることによって、なんとか酒税収入を確保しようという案が検討されてきたんです。
けど、業界は、折角、発泡酒、第3のビールと開発してきて、消費者に、より安く、よりビールに近いテーストの製品を提供してきたのに、その企業努力の成果を国が横取りするなんてのは、どう考えてもおかしいと猛反発しています。
消費者だってたまりませんよね。今でさえ、日本酒にしろ、焼酎にしろ、ビールにしろ税金を飲んでるようなものなのに、これ以上、税金を飲めってのかというわけ。
■ ビールと発泡酒と第3のビールはどこが違うの?
ところで、そもそも、ビール、発泡酒、第3のビールはどこが違うの?
ビールはもともと麦芽とホップと水を使ってつくるんだけど、この麦芽の使用率が25%以上のものがビール、それ以下のものが発泡酒ですね。
例えば、えびすビールは麦芽100%。スーパードライとかきりん一番搾りなんかは、麦芽のかわりに米やコーンなどの副材料が入ってるけど、それでも麦芽が25%以上は使われてるからビール。
第3のビールは、発泡酒に別の麦由来のスピリッツや焼酎を混ぜて作ったもので、ビールテイスト風味の飲料水。ビールそのものではありません。
これらは酒税法の区分で、正直、その違いはわかりづらいですね。その違いを詳しく知りたい方はこちらのサイトをどうぞ(⇒こちら)
ともかくも、サッポロビールは、極ゼロを発泡酒として再発売したんだけど、これからも、業界、政府、消費者はそれぞれの思惑を抱えて、ホットな戦いを展開していくってことですね。目が離せません。

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